思春期の反抗期と家庭内暴力・ひきこもりの解決方法

軽度発達障害の息子を持つ母の苦しみながらも光をみつけた方法を紹介

スマホを中学生に渡す前にこれをやっておくとトラブル回避

スマホトラブル
 

大人でも気が付くとSNSに夢中になってしまうことがありますよね。

子供の世界ではもっと依存しやすい環境にあります。

特に思春期は親から離れて、
仲間とのつながりをとても大切にします

また、特に女の子に関しては、

男の子よりも常に横の繋がり、

仲間の繋がりを大切にしたいあまりに、

LINEやインスタグラムなどでのやり取りから、

始終離れられない イコール 離れると仲間の輪から外れてしまう

という

恐怖心が依存に繋がる可能性が高いです。


特に、男の子はゲーム依存、女の子はスマホ依存に落ちりやすい傾向にあります。

特に男の子は、

一つの事に集中すると周りの事が聞こえなくなり、

見えなくなるのが顕著です。


異例な例としては、

今はスマホやゲームによる、ゲーム障害などの病気が知られており

外来もなかなか受けれないようです。

あまりにも異常、または悪化したり、異常を感じたら、

専門機関にかかることをお勧めします。

ゲーム脳、ゲーム障害、スマホ依存症の改善方法についても

また別の記事で書きたいと思います。)

我が家のケース 衝撃「親の知らぬ間にスマホを買って持っていた」

以前のこちらの記事にも書きましたが、

我が家でもゲームがやめられず、

スマホを取り上げて暴れるという事が何度かありました。

我が家の場合は、息子にスマホを与える前に、

私たち両親の知らない間に、

息子が自分でリサイクルショップで中古のiPhoneを買ってきて

YouTubewi-fi接続のやりかたを見て、

勝手に接続して、

LINEやゼンリというアプリで

何度もトラブルを起こしていました。

その頃と同じくして、

ゲームがやめられず家で暴れることを繰り返していた時期でした。

とある日、

スマホの存在に気付かづにいたのですが、

息子の友人のお母さんから

「おたくの息子くんとラインでのトラブルがある」

と連絡があり、そこで発覚したのです。

その後、主人と私と息子で

話し合いをしました。

「みんな持っているのに僕だけスマホ持ってないなんて耐えられない」

「なんで僕だけ持てないのか」

と泣き狂って暴れました。

しかし、彼と同じ部活の男の子たちは誰一人スマホを持っていないのです。

こどもの「みんな持っている」

というのは、一部であっても、

本人にとって疎外感を感じたりすると、

やはり「みんな」と表現するものですよね。

私と主人は、

スマホを勝手に買って持っていることに衝撃と

息子の知恵のに驚くばかりでした。

しかし、

私たちは、彼がまだ中学生なのに

しかも、学校や家でのトラブルが多発している息子が

スマホを持つことに同意をしていませんでした。


取り上げることも考えたのですが、

本人を尊重してそのまま使うことで様子を見ることを伝えました。


しかし、

スマホを持つならルールを守る前提でなた持ってもいい」

一つ条件を提示しました。


とりあえず、それまではスマホを没収しました。(暴れましたが)

そして、次回の話し合いに向けて、

主人と二人で時間をかけてスマホとゲームのルールを決めました。



我が家のスマホ利用ルールと契約書

特に問題だったのは、

「友人とのトラブル」「家で暴れる事」

だったので、そこを中心に

息子が自己コントロールできる練習になるような

具体的なルールをいくつか作成しました。


スマホやゲームでのご家庭でのトラブルは

どの家庭でも今は悩む問題なのではないでしょうか。

親御さんも

「みんな持っているから大丈夫でしょう」

という感覚ではなくて、

「トラブルに巻き込まない、巻き込まれないためのルール作り」

は、とても重要になってきます。


正直手間もかかりますが、

これからスマホが当たり前になる子供たちの時代には

しっかりと植え付けておきたいルールとマナーを

教えるいい機会になりますので

是非実行してみてくださいね。



(我が家の場合は息子がスマホを買ってきてしまったので、

ルールが後手に回りましたが、

本来であれば、与える前にルールを明確にしてください。)

 

誓約書 兼 機器使用にあたる契約書

スマホやゲーム使用のおおまかにこのような内容です。

以下の内容が守れなかった場合はスマホ没収という条件付きでした。

  • 他人を気付つける書き込みをしない
  • 衣食住・睡眠が乱れる場合は禁止
  • 課金をしない  など・・・

実際に我が家で主人と話をして作った契約書です。



ルールの具体的な決め方と進め方、考え方

についての記事は次回書きたいと思います。

 
 誓約書 兼 機器使用にあたる契約書
  
 iphone・ゲーム機器・パソコン利用等に関して、次の通り合意し、守れない場合利用を禁止する。(以下文章“あなた”は●●(息子の名前)を意味する)
  
 ① 機器やID・パスワードの設定・管理 
 あなたが快適に利用できるよう、両親が機器のセットアップ・設定を行う。パスワードの設定および管理は両親が行い、新規取得や変更等の必要がある場合は、あなたから両親にお願いする。また、両親に通知することなく機器設定やパスワードの変更等を行わない。
  
 ② 利用時間・基本的事項
 ・夜11時は使用禁止とする。
 ・両親に言われたことは機器をおいてすぐに行動する事
 ・あなたが本契約を守れず両親からの話が聞けず、後暴れた場合は反省をしていないとみなし、機器を取り上げることとする
 ・自分でその他の機器を購入・他人に借りること・他人の物を使用する事、家に持ち込むこと・を一切禁止する
  
 ③中間・定期テスト等 一週間前からの利用について
 ・平日や土曜日の通常の授業がない場合は自習室に行き1日2時間半以上塾でテスト勉強を行うこと。
 ・8時間チャレンジは最低でも4時間はテスト勉強をすること
 ・日曜日は塾が休みなので自宅にて2時間は学習する事
  
 ④通常(自宅で学習する場合)
 自主勉、宿題(1時間)を終えてから利用する事
 (自習室や補習へ行く日が決まっているときは必ず行くこと)
  
 ソーシャルネットワークサービス(SNS)等の利用
 LINE、その他のアプリのIDは保護者が知る権利があり、管理をする。LINEは、家族もしくは学校関係の友人の間で最小限の利用を認めるただし、知らない人、直接あったことのない人(友達の友達等)とは友だち登録をしない。
  
 ⑥利用にあたっての諸注意
 ・あなたが写真や動画をとる際には、その必要性をよく考えた上で使用すること。特に公共の場所では、他人のプライバシーに配慮する事

 ・あなたが相手に面と向かって本音で言えないことは、メールやLINEでも言わない事。もし喧嘩やトラブルになりそうな時は感情的にならず相手に直接会って話し合いをすること。もしくは親や先生に相談する事。

 ・インターネットに公開されている情報は有益だが、嘘の情報も多く含まれていることを理解すること。正しい情報を得るために、本や大人を活用すること。

 ・一度インターネット(ラインやSNS、メール等)に公開された情報は、一生消すことはできない。例え友達だけに送ったとしても、そこからどうコピーされるのかまでは自分でコントロールはできないことを理解すること。悪口、陰口、誹謗中傷をする書き込み、同調、動画、画像の送信は一切しない。
友だち同士であっても、公共の場所でできないようなことはLINE等でしないこと(裸の写真を送る等)。また、そのようなことを要求されたら、両親に相談すること。


  
 ⑦機器を利用するにあたり
 ・食事・入浴・歯磨き・宿題、塾、部活動、その他必要な活動、両親との話し合い等、先にやらなければいけない事が後回しになる場合は、依存している状態、自己コントロールができていないとみなし、機器の使用禁止とする

 ・機器を食事中、入浴中、トイレ中利用はしない。

 ・就寝時または利用していないときは機器を午後11時までに1Fの充電コーナー(以下定位置)においておき、常にポケットにいれて持ち歩くようなことはしない。(定位置にある事で利用していないと両親がわかるため。部屋に確認しに行かなくてもいいため)

 ・学校・部活動・塾等遊びに行く時はもっていかない事
  (利用時以外は定位置に置いておく事)

 ・両親はwifi基本料金を負担する。

 ・破損、修理の料金は、あなた本人が負担する。

 ・あなたはアプリやインターネット・インターネット接続サービス(sim等)
 に関するすべてのサービスに課金・支払いはしないこと

  
 ⑧トラブルについて
 ・この機器を使用してあなたに問題が起きた場合等、両親の必要に応じて、機器の一切の情報を確認することができる。実施の際はあなたのプライバシーを最大限に尊重する。

 ・本契約が守られず、あなたが起こした人間関係の悪化や誹謗中傷、いじめの問題が発生した場合は、両親はあなたに対して自己コントロールできなかったものとする。ルールを守れなかった場合については一定期間の使用禁止を命ずる。

 ・本契約書に定めのない事項が発生した場合、または疑問が生じたときは、両親とあなたが誠意を持って怒らず騒がず冷静に協議の上解決する。話を聞かない場合は、別日に改めて協議する。

  
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