思春期の反抗期と家庭内暴力・ひきこもりの解決方法

軽度発達障害の息子を持つ母の苦しみながらも光をみつけた方法を紹介

不登校の状況を理解すると子供が変わる

不登校
 

不登校の子供はエネルギー量が少ない

学校に行くのを渋る、学校に行けないお子様に

ご家族はとても頭が痛く、

「親にとっては早く学校に行ってほしい」

と願うばかりですよね。

思春期に学校に行けなくなるお子様には、

いじめや、学校になじめないなど

それぞれの理由があると思いますが、

エネルギー量が少ない子供が不登校になりやすいのです。

子供というのは、学校に行きたくない気持ちがないわけではなく、

「学校で給食が食べたい!」「部活動したくて仕方ない!」

「お昼休みに友達と話したい!」

など、願望や希望に満ち溢れているからこそ

学校に行くのです。

子供たち同士のトラブル、先生に怒られたり、嫌なことはたくさんあります。

しかし、

いじめられたり、嫌なことを言われても

エネルギー量が高い子は、自然と跳ね返す力もあります。



エネルギー量を上げていくために、

ご家庭で少しづつ、理解を深め、

お子様のエネルギー量が増えていくような声がけや行動

ご家族がするとお子様に変化が現れます。

その一歩を踏み出してみましょう。


ゴールは不登校解消ではなく笑顔をゴールにする

母

  母親としてできることは何かしら? 

 

 

学校への登校を渋るお子様の表情はどうでしょうか?

おそらく、どよんとした表情を毎日していて、

ご家族は「最近そういえば笑顔を見ていないな」と感じていませんか?


実は、不登校解消をゴールに設定するのではなく、

その笑顔が見えるようにゴールを設定することがとても大切です。



笑顔が見れたら、きっと不登校解消の日が近づいていると考えていいと思います。


笑顔 イコール エネルギーが補充されてきている

という目安になります。



また、「私は何があっても大丈夫」という

家族への安心感のサインでもあります。



学校に行けない理由は○○??

「どうして学校に行けないのか?」

と、理由を追求して、

「その問題を取り除けば学校に行けるようになる」

と思いがちですが、

一概にそんな単純なパズルのようなことにはいかないのが現実ですよね。

 

例えば、

「いじめや嫌がらせにあって学校に行けなくなった」

「勉強がわからないから、学校に行く気にならなくて無気力」

と、いった場合。

 

いじめをやめさせたら学校に行くようになるのか?

といえば、そうでるとは限りません。



「原因を探してその原因を排除する事」

は、解決にならない事も多いのです。


それよりも、子供自身のエネルギー量を上げるという

ベースを意識して接することが第一歩となります。


エネルギー量を上げること、

家族の理解と協力により、安心感と自分への自信を取り戻すこと

フォーカスを当ててみていきましょう。



学校に行けない子の生き抜くさを見抜く


ただし、不登校の原因として見落としがちなのが発達障がいです。

■もともと生まれ持った特徴や性格
■その特徴が原因で理解されない環境にあり生きづらい

という事が考えられます。

もし、不登校にお悩みのご家族は一度、発達障がいかも?という目線で

お子様を観察してみましょう。


もし「そうかも?」と

感じたら、解決する方向性が見えてくると思います。

日本で発達障害は障害という言葉を使うので

とてもネガティブですが、

世界的には「特性」として捉えられております。

悲観ではなく、才能もたくさん持っているお子様なのです。

逆に発達障がいとわかることで、子育てがうんと楽になると思います。
(私がそうでした)

子供が小さな時の検診で、

「子供の育てにくさはありませんでしたか?」

という設問があったのを覚えています。

私は常に「いいえ」を選択してきました。

「子育てってみんな大変だから」
「男の子って動くし大変なのは当たり前」

と思ってきて、見過ごしてきました。

「もし、あの時気付いていたら・・・」

という気持ちはありますが、きっと、気付くことはなかったでしょう。

それくらい、軽度の発達障害というのは、

一緒にいる家族でさえ気づけないのです。

 

知識があるかないかもありますが、

基本的にわかりにくいのです。

 

そして、「まさかうちの子が」という気持ちになるので、

認めたくもないし、どこか、まだ他人事だと思っていました。

しかし、不登校でお困りの方のために

何かヒントになる可能性があるので、

参考までにチェックしてみてくださいね。

(私もこのチェックを真剣にしていたら気付いていたかもと今では感じます。)

こだわりが強い

  • 突然予定が変わるとパニックになる
  • 自分が好きなこと、興味あること、気になることの集中力が異常に高い
  • ルーティンや順番を乱されるのを過度に嫌う(本がきれいにならんでいるなど)
  • 興味のあることへの知識が偏っており、異常に知識があったり博学である

 

感覚の過敏さ

  • 大きな音、特定の音に異常な不快感を感じる
  • 人に触られたり、抱きしめたりする事を嫌がる
  • 痛みに対して鈍感
  • 匂いに敏感
  • 光が苦手で暗いところを好む

 

コミュニケーションが苦手で社会的ななりとりが不得意

  • 状況や空気を読んで行動するのが苦手
  • 一方的な発言が多い
  • 友達が少なく一人でいることが平気
  • 他人に合わせて行動するのが苦手
  • 言われたことをストレートにしか捉えられない(皮肉や冗談がわからない)
  • 人と目を合わせるのが困難
  • 比喩表現や指示語(あれ、これ)が通じない

落ち着きのなさ・注意欠陥

  • 規則や時間を守れない
  • 忘れ物が多い
  • じっと座っていられなかったり、集中時間が極端にみじかい


得意不得意は誰にでもありますが、その差がとても大きい場合には、

出来ないことがあった時に著しく困る状況が出てくる場合があります。

「特性に配慮したかかわり方」が非常に大事になってきます。

発達障がいが悪いわけではない

母
 

 正直、自分の子が発達障がいって落ち込むことが多いのよね・・・  

 

発達障がいと聞いて、

認めたくない気持ちや絶望感や失望感があったのを今でも覚えています。

見えない障がいの大変さを知る機会になり、

私もこのような活動ができているわけです。

しかし、ご家族に一つ覚えていていてほしいことは、

「発達障がいは悪いことではない」

という事です。

お子様を育てることに関して言えば、

発達障がいを持つお子様の子育ては大変です。

しかし、私はこれをきっかけに、とても子供の良さや、

子供が当たり前にできたことでさえも、

感動するようになり、子育てでうれしいと思うことが断然増えました。

ただ、お子様が

浮いた存在になったり、無理して人とコミュニケーションをとって疲れてしまったり、

先生や親から叱られて、自信を喪失している可能性がおおいにあります。

 


外では緊張状態が続き、

家の中ではリラックスできるような環境でいたいと思っているのです。


そのためにも、子供の生きづらさに気付いてあげて欲しいと思います。

また、同時に発達障がいを持っているお子様の才能は

発達障がいを持っていないお子様よりも

飛び出た才能を持っていることが少なくありません。

才能を伸ばしていけるような子育てを私も心がけています。



 

不登校のお子様を持つご家族のサポートにより、

子どもの才能を開花させれるようしていきたですよね。

ゲーム脳・ゲーム症からスマホやゲームを取り上げても大丈夫?

ゲーム依存・スマホ依存・ネット依存
 

スマホやゲームに依存している子供から取り上げると悪化する

以前の記事「ゲーム障害・ゲーム依存の原因 病院に行く前に知るべきこと」で、

生きづらさや困難を抱える子供、困っている子供が

ゲームに依存しやすいとお伝えしました。

子供たちは、

その生きることに困難を感じていることにストレスを抱えています。

それを解消するために、

無意識のうちにスマホやゲーム、オンライン上の人と関わることにより

安心感を得ています。

大袈裟と思うかもしれませんが、

その子供にとっては「生きがい」なのです。

オンライン上の人やゲームがあることで

支えられているのです。

このゲームを取り上げることで、

生きがいをなくし、燃え尽きてしまい、

生きる意味がわからなくなる子供もいます。

結果、最悪の場合自殺をほのめかすことになります。

もし、お子様がこのような状態でしたら、

心のケアが必要となります。

ゲーム依存&スマホ依存は心のSOS

だとお考え下さい。

うちの息子の時もそうでした。

学校も部活動や勉強、人間関係にも疲れていて、

ゲームやスマホを取り上げたら、

もう気持ちが落ち着かない状態だったのを鮮明に覚えています。

「あなたのためを思って取り上げているのよ」

と、伝えても、子供は

「私の生きがいを取り上げたお母さんが憎い」

「僕のことを理解していない」

ととらえます。

そんな家族の理解のなさに失望して、

またゲームやネットに依存していくのです。

まずは家族がそのことに気が付くのがファーストステージなのです。



ゲームを取り上げる前に考慮すべきこと・やってみる事

母

  
   じゃあ、家庭でどうしてみるのがいいのかしら?  

 

 

では、ゲームやスマホを取り上げる前に、

できる対処について考えてみましょう。

ゲームやスマホだけに依存する状態から、

他に依存できる方法を考えてみましょう。

ゲームやスマホ以外に楽しいと思うことを見つけてみる

ゲームやスマホを取り上げることによって、

子どもの生きがいや寄りころを取り上げることになります。

その前に、子どもがスマホやゲームがなくても

楽しいと思えることがあると、失望感を抱くことがありません。

例えば、スポーツ観戦や絵をかいたり、何かを作成したり、

ジョギングをしたり、スイミングを始めるなど、

色々なことに挑戦をして

楽しいと思えることを見つける環境やチャンス

与えてみてください。

大体、お子様の好きそうなことというのは、

今までの性格や特徴から家族が検討つくので、色々探ってみることをお勧めします。

うちの子の場合は、それがバスケットボールでした。

バスケットボールの試合を観戦したり、自分でプレイすることも好んでいました。

それが目標であり楽しみであったので、

今でもゲームやスマホだけに没頭するという事はかなり減りました。

何か興味を示しそうなものがあったら挑戦させてみるといいと思います。

また、ゲーム依存になる前の子どもが好きだったことを

思い出してみるとヒントが得られる可能性がありますよ。



子どもが落ち着ける環境、リラックスできる居場所を作る

お父さんが威圧的で、お母さんがガミガミうるさいようだと、

子どもは家にいても落ち着きません。

本来、家というのは落ち着ける場所であるべきです。

学校で神経をすり減らしているお子様であればなおさらです。

”自分をいつでも受け入れてくれる家族や場所がある”

と思うことで子どもの精神状態が安定し、変化が起きます。



先ほどの趣味を見つけた場合など、

新しい人間関係や世代間、性別や環境を超えて子供たちが出会い、

学校や家庭以外での刺激や気持ちの切り替えができます。

人間同士のコミュニケーションやそこで出会った人と打ち解けるなど、

心地よい新しい環境ができる可能性もあるのでお勧めです。



パソコンに興味があるなら、

「プログラミング教室」などもいいですよね。

興味や集中力が思いのほか才能となり、発揮できる可能性も大いにあります。

また、そのような環境が家庭や学校以外にあると

世界観も広がり、自分で心地の良い環境や、

これがやりたいという意欲向上になっていくこともあります。



そのような環境に置くと、その分野で

憧れの人やマネしたい人、偉人に興味を抱くこともあります。

家庭の落ち着いた環境プラス、外での居場所を見つけていけるよう

ご家族もアンテナを張ってみてくださいね。



子ども自己肯定感が高くなるような声掛けをする

勉強や人間関係、部活などで、

得意な事がなく、あまり褒められずに育った子どもは

自己肯定感が低い傾向にあります。

これが、スマホやゲームに限らず子供と親のトラブルや

人間関係の問題解消に非常に効果があると私は思います。

あなたの場合を想定してください。

「いつも頑張っているのに褒めてくれない上司」
「何かと文句をつけてくる上司」
「お願いされたからやったことに対して感謝やお礼の一言もない上司」

「いつも当たり前にやったことでも感謝してくれる上司」
「いつもおおらかな気持ちで見守ってくれる上司」
「困ったら声をかけてくれる上司」


このような上司の場合、自分が安心して、

心穏やかに仕事をできるのはどちらでしょうか?

困ったときに、上司に相談することができて、

自分のアイデアや自主的にやったことを褒めて伸ばしてくれる上司や環境。

そんなところで仕事をしたいと思いますよね。

仕事へ行くストレスも緩和されると思います。


同じように子供に置き換えてみてください。

上司と親では立場が少し違いますが、

そんな心地の良い安心した環境を作れるように心がけてください。

「子どもがどうして欲しいか」

と考えた時に、

「上司にどうやって声をかけてほしいか」

と考えてみると答えがでやすいかもしれません。



「小さなことでも褒める」

「小さなことでも感謝する」

これを毎日繰り返してみてください。

子どもたちは自分を認めてほしいと思っています。


例えば、子どもがゲームばかりをしていて褒めることがない!

と感じたとしても

「ゲームに熱中している時の集中力はすごいね」

などと、肯定し、褒めてみてください。


親自身が、親の価値観で頭ごなしに変化させようと

押さえつけ、価値観を変えよう!と思うとうまくいかないケースがほとんどです。


ネットのすべてが悪ではないということもご家族は理解を占めていてあげてください。

その子たちそれぞれのレベルで、

今までできなかったことができようようになったことに対して

喜びの声掛け、感謝の言葉として表してみてください。

子どもに変化を起こすには、

大きなことをするのではなく、

小さなことをこつこつと積み重ねていくことなのです。


親が子供に対して理解を示し、プラスの声がけで子どもが変わる

これは非常に大事なことだと私は実感しています。

子どものできないことばかりをガミガミ言っていた自分を反省しました。

簡単で単純なことなのですが、

それができません。

この単純な事が繰り返しできる親であれば、

きっとゲーム依存の子どもの問題は快方に向かう可能性が非常に高いです。

プラスの声がけ

「またできてないの??」「なんでできないの?」

という声がけをしていませんか?

「これしておいてくれないかな?」
「このテスト、あと少しでこの点数になりそうだね」
「テストすごく頑張ったから、点数上がったね。もう少しで平均点だね」
「今日の部活疲れたね、お疲れ様」

などと、いう声がけにするだけで、

子どもは否定された気持ちがなくなります。


また、当たり前のことですが

「おはよう」「ただいま」「おかえり」「おやすみ」

と、子どもから返事がないとしても声がけをしてください。



そうすることで、一方的に感じるつながりであっても、

子どもには温かみを感じていて、

自分の存在を認めてもらっていると感じると思います。


(※子どもに気を使いすぎて甘やかすのとは違います。
ダメなものはダメというルールは変えてはいけません。)


否定ではなく、子どものやる気を損なわない声がけが大切です。


正論ばかりを押し付けない

「勉強しないとだめだよ」「学校に行かないとだめだよ」

など、正論ばかりだと子どもが疲弊してきます。

当たり前のことをやりたくてもできない場合や状態のこともあるのです。

そこを完璧を求めて子どもに正論ばかりをつきつけると、

子どもの反発しか生みません。

親子関係が悪化するリスクのほうが高いです。

子どもをコントロールして思うように動かそうとしない

「ここの高校に受かってほしい」「将来こんな仕事について欲しい」
「ゲームは一切やらないで欲しい」「あの友達とは付き合わないで欲しい」

など親のルールや親の価値観で物事を判断して、

子どもに押し付けていませんか??

子どもの意見は聞かない、私が正しい。

こんな態度はしていませんか?

子どもにも、意思や子どもなりの、価値観、そして人権があります。

それを尊重する態度を示すことが、子どもとの問題解決の大事な鍵となります。

何より親が変わろうとすること

これが全てといっていいほどかもしれません。

現状、問題が起きているのは、子ども自身の問題でもありますが、

「親の対応」が非常に大きなウエイトを占めていると思います。


私自身も痛いところですが(笑)、

やはり、子育てに対してまだ未熟な対応があったが故に、

起きてしまった問題も現実に自分自身で感じています。


それを認めるもの心苦しいですが、

逆に言えば、改善することにより、

良い方向に変化していくという事でもあります。


あなたが悪いのではありません。責める必要はありません。

子どもを愛しているから、何とかしようと思っているのが

空回りしているだけなのです。



対応を学ぶ機会がなかっただけです。

学べばきっと変わっていきます。



そんな学びを得られるブログづくりをこれからもしていきたいと思っています。

 
 

子どもが家で暴れた時は警察を呼ぶべきか?

家で暴れた時にすべきこと
 

子どもが暴れだして暴力行為に走った時に、

本当に手に付けられなくなってしまうと

どうしていいかわかりませんよね。

我が家も本当に何度も迷いましたが

呼ぶことにしました。

経験を踏まえて参考にしてみてください。

 

警察を呼ぶべきかの判断基準

子どもと、ちょっとしたことから

いざこざが起きて、事が大きくなる時。

ゲームを取り上げたりした時など起きやすいですよね。

父親がいる場合、それを阻止しようと、父親が暴力をふるって、

最悪死傷事件に発展する危険があります。

我が家も、力勝負のところがあり、

最後には刃物が出てきたことがありました。

警察を呼ぶかの判断

  • 子どもが刃物を持ち出したり危険行為を始めた時
  • 子どもがものを投げるなどの暴力行為をしたとき
  • 子どもが父親や母親に暴力をふるいだしたとき
  • 暴れる子どもを阻止しようと、大人が子供に暴力をふるいたくなった時

 

最後の、”暴れる子どもを阻止しようと、大人が子供に暴力をふるいたくなった時”

には、特に注意してください。

事が大きくなるうえに、また同じことが起きた時に

さらに事態が悪化している可能性があります。

子どもにあざができていた場合に、

学校で先生が見つけた時に、通報して、児童虐待で逮捕された件が

身近でありました。

子どもと親の両方を守るためにも、

躊躇せずに連絡してください。

私の主人は、「警察を呼ぶなんて恥ずかしい」

と思っていましたが、

私は、「呼ばないと解決しない」

と思い、3度ほど呼びました。


近所の方も何が起きたのだと、

聞きに来ます。


しかし、遠慮することなく、警察を呼んでかまいません。

警察には、少年課の専門の警察官が見えます。

そういった方から、子どもに話をしてくれたり、

警察を呼ばれることで事態が多少好転することもゼロではありません。

 

警察を呼ぶという事が第一歩

それまで、きっと家庭内で子どもが暴れていることを

周りに知られることなく過ごしていたと思います。

どこに相談していいのか、

どうしていいのかわからない。

そんな状態が続いているのでしたら、

警察を呼ぶことで外へのSOSを発信することになり

今まで「家庭内」だった問題が「家庭外」に

問題が露出することになります。

それは恥ずかしいことではありません。

むしろ、一歩踏み出せたと思ってください。

「世間体が気になるから」

と思うかもしれませんが、

事態が悪化するよりも

解決に進みだしているという証拠です。



また、警察と児童相談所が連携をとっていることも多く、

そこから、児童相談所とのやり取りが続くことになります。
(我が家はそうでしたが、事前にも児童相談所にも連絡や相談はしていました)

警察もレアなケースではないので、

適切に対応をしてくださいます。

私個人としては警察官の思いやりと毅然とした態度に少しほっとした記憶があります。

ですので、警察を頼る選択をするのはお勧めです。


www.youtube.com

子どもへの伝え方

警察を呼んだ時に、

さらに子どもが暴れるかもしれません。

身の危険を感じたら、

外に出て待機してください。

特に御兄弟がいる時には危険が伴わないようにしてください。

警察を呼ぶことに、きっとお子さんは、

「警察に売られた」

と感じたり、逆上する可能性が高いです。

そんな不信感を子どもが抱かないように

「あなたのために警察を呼んだの」

「これ以上事態が悪化しないよう、あなたを守るために警察を呼んだの」

という事を伝えてください。

警察に親への不満をぶちまける事が多くあると思います。
(我が家もそうでしたが)

その言い分も後から、考慮して家庭内のルールが厳しすぎないかなどを

見直すきっかけにしてみてください。

 

親が子どもに暴力を振るってしまうケース

何より親が子どもに暴力をふるうと、

子どもが「暴力で何事も解決する」という

解決策を大人になってからも自分の子供にするようになります。

私の主人は、

父親に厳しい体罰を受けてきていたので、

私たちの息子にも同じことをして当たり前だと

思っている様子でした。

しかし、

「あなた(主人)は暴力や怒ることで子どもの問題を解決しようとしているけれど、

子どもが暴力や怒って解決しようとしている時に、

それは認めないでしょ?それは矛盾じゃない?

息子が大人になった時に、その解決方法しか知らずに

この子は子育てしていくんだよ」

と伝えました。


子どものころに親が虐待や体罰を受けて育った親は

自分の子どもへも同じ対応をして子育てをするといわれています。


社会人になっても、社会とのつながりの中で

「怒りや暴力でで物事を解決する方法」

をやめさせるには

親自身が模範にならなくてはいけません。


私の夫は私の厳重な注意から、少しづつ気付くようになり、

今ではほとんど子供を怒鳴りつけることがなくなりました。


そして、子どもも落ち着き、良い循環が生まれています。

<2023.4追記>

こちらの記事に毎日たくさんのアクセスが集まっているようです。

同じような苦しみから解放されたい、悩んでいるご家族のためにメールマガジンを始めました。少しでもお役に立てれたらいいなと思って立ち上げました。

現状から少しでも良くなりたい方、お話聞きます。

まずはご家族のケアが大事になります。

 

こちらからご連絡をお待ちしております。

家庭内暴力 こころの相談部屋 (my33p.com)

 

アルコール依存症の親は要注意


また、

アルコール依存症」の傾向にある親は、

子どもに暴力を振るいやすくなります。


理性が失われやすいため、感情コントロールができず、

いつもよりも事が大きくなりやすいです。



我が家も主人が深酒をした日に、

必ず子どもの態度が気に入らないと、

いつもよりも早く、そして激しく手を挙げて抑圧して、

子どもと父親の関係が悪化の一途をたどっていました。


我が家は、主人にアルコールをやめてほしいと伝えていましたが、

アルコール依存症の人に、

そのような発言をすると、依存症が悪化することがあります。

彼らは彼らで、依存する問題を抱えています。




私は、子どもの家庭内暴力と主人のアルコール依存症に悩んでいたので、

アメリカに行ったときに、アメリカの「断酒会」に参加しました。



「断酒会」とは、

アルコール依存症に悩む家族が集まる会です。

(これについては、また別記事で話をしていきたいと思います)

私は、それに参加して、

人生が変わるほどの感動と、感慨深さを感じました。

アルコール依存症というのは、明日やめれるものではありません。


日本でも定期的に断酒会を開催しています。

是非、調べて参加してみてください。

そのようなコニュニティーに属することを強くお勧めします。


家族が変わるきっかけをひとつづつ紐解いていきましょう。

<2023.4追記>

こちらの記事に毎日たくさんのアクセスが集まっているようです。

同じような苦しみから解放されたい、悩んでいるご家族のためにメールマガジンを始めました。少しでもお役に立てれたらいいなと思って立ち上げました。

現状から少しでも良くなりたい方、お話聞きます。

まずはご家族のケアが大事になります。

 

こちらからご連絡をお待ちしております。

家庭内暴力 こころの相談部屋 (my33p.com)

ゲーム障害・ゲーム依存の原因 病院に行く前に知るべきこと

ゲーム依存・スマホ依存・ネット依存
 

こんな症状はありませんか?

■ゲームをやめられない子供たちの黄色信号

✅深夜までゲームをして朝起きられない
✅生活のペース、時間配分がゲーム中心になっている
✅不登校や引きこもり気味で外にあまり出なくなった
✅すぐ怒るようになってイライラしている(不安定)
✅親のお金をこっそり持って行って課金をしているかもしれない
✅チック症や普段しなかった癖などがではじめた
✅ゲームをやめることができずにやめるよう促すと暴れる

いくつか該当する方は、なぜ依存が起きるのか?

 

ネット依存・ゲーム依存が起こる理由 4つ

どうしたらいいのか?ということを一緒に学んでいきましょう。

ネット依存・ゲーム依存は子供だけでなく、私たち大人も同じ問題を抱えています。

上記の黄色信号は、なぜ起きるのでしょうか??

本人の意思の弱さ、自己管理、自己コントロールができないからでしょうか?

ゲーム自体の面白さから抜け出せない

スマホやゲーム機など、家庭の中で身近に操作できること、

またいつでもどこでもできる身軽さから、

手に届くところでいつでもできるために、

人が依存しやすい環境が現代人には備わっているからです。

また、会ったことのないオンライン上での友人と

世界中でどこでも繋がることにより、

人の小さなコミュニティができるのです。

また、オンラインゲームは、

楽しくなるように作られているので、

「この日限定イベント」「この時間にしかゲットできないアイテム」

などがあり、人の心理を利用して

依存せざるを得ないビジネスを展開しているのも

社会問題になっています。

エキサイティングなアクションゲームなどは、

そこから興奮や自信を得たり、その中での地位の確立にのめりこみやすくなります。

世界規模でみると

「フォートナイト」などの暴力的、また課金作用、依存作用があるゲームを

学校単位で禁止している国もいくつかあります。

 

②お子様が生まれ持った性格や特性

ゲームにはまりやすい気質や、好きなものはお子様によってそれずれ違います。

また、一般的にまじめだと言われているお子様が、

頑張りすぎてストレスが溜まってゲームにのめりこむというケースもあります。

普段からおとなしくて、人とコミュニケーションをとるのが苦手なお子様、

なかなか自分の感情を表に出すのが苦手なお子様、

悩みやストレスを抱えた時に人に話したり甘えたりするのが苦手なお子様なども、

溜まったモヤモヤをゲームにぶつけるという事もあります。

また、発達障がいを抱えているお子様は、特徴により

ゲームやスマホにはまりやすいなど、衝動的な行動が多いお子様にも多いです。



③家庭や学校、部活で孤立感を抱いている

思春期というのは、心身ともにとても不安定な状態であります。

本人に自覚は少ないかもしれませんが、

学校や今までの環境の中で、知らずのうちにトラウマやストレスを抱えていたり、

劣等感や自信喪失をするような出来事がおきたりしている場合があります。

②と重複はしますが、

モヤモヤや孤独感をゲームで癒して解消している可能性があります。


自分の居場所を求めて子供は依存していく

✅両親の仲が悪くいつも口論や暴力が絶えない 

✅親からの過干渉・批判など、威圧的で支配的な環境にある

✅子供のキャパシティ以上の過度な教育の強制(教育虐待)

✅親からの言葉の暴力(馬鹿にしたり人格否定する言葉)

✅親からの肉体的虐待・暴力

✅学校でいじめにあっている

✅得意な事と苦手なことの差が大きく、凸凹が大きな子供


子どもは子どもの世界観で生きていますが、

一生懸命やっていても、うまくいかない壁にぶち当たり、

そこから抜け出せないでいるかもしれません。

そこで、身近にあるゲームがお友達になっていきます。

■不登校になり、ひきこもってゲームをするという場合と、

■ゲームをしたいから不登校になるケースと両方あります。

どちらも早いうちにご家族がサポートできるようにするにはどうしたらいいか

考えてみましょう。



感情や生活がコントロールできなくなったら立派な依存

最初は30分といっていたゲーム時間が2時間となり3時間となり

気付けば、半日。

そんな日が続くと依存です。

しかし、もっと深刻なのは、

自分ではもうコントロールできなくなってしまい、

死ね」「殺す」「だまれ」「うるせえ」

などの独り言や、親に向かって浴びせる事が増えてきたら

早めに対処しなくてはいけません。

言葉が荒くなるだけでなく、

我が家のケースのように、

ゲームをやめたくないからと家の中で暴れるようになる可能性が出ています。



ネット依存は○○依存?

大人のあなたでもストレスがたまった時には、

解消するための行動を意識的に行ったり、

無意識に解消行動をとると思います。

もしくは、不完全燃焼の出来事など、心のどこかにモヤモヤを抱えたままだと、

人の精神状態が不安定になっていきます。

そこで、人は何かに依存や執着することで解消していきます。

例えばアルコール依存、薬物依存などは、

最初は少しだけから始まって、

どんどん使用量が増えていきます。

ストレス解消やモヤモヤをすきりさせたいという欲求は

人間誰にでもあるものですが、

それがおかしな方向に行ってしまうと

取り返しがつかないことになっていることが多くあります。

アルコール依存、薬物依存というのは

モノに依存した依存症を物質依存と呼びます。

ですが、

お子様のようにネットやゲームに依存してしまうのは、

行動依存といいます。

また、関係依存(恋愛など)という特定の人に執着する依存もあります。

 行動依存   ある行動をすることにより得られる興奮や刺激を
どんどん求めてやめられなくなる
ネット・ゲーム・過食・リストカット・
抜け症など
 関係依存  人と過度に繋がりを求めて、特定の人に執着する 恋愛依存・共依存など
 物質依存  興奮したり鎮静する作用があるもの
落ち込みやすい人はこの依存に陥りやすい
カフェイン・薬物・アルコール・ニコチンなど

ゲーム依存やネット依存に関しては、オンライン上での

人との接触があるために、

関係依存と行動依存がリンクしている可能性があり

より強く依存性を高めている可能性が高いのです。

たばこ依存も物質依存です。

子どもだけでなく、

身近な親でさえ依存している事が多いのです。



ゲーム依存、ネット依存で見逃しがちな問題を見直してみる

我が家のゲーム依存、家庭内暴力を解決するにあたり、

以下のことは非常に参考になりました。

子ども自身の問題ではなく、

私たちが両親として見直すべき点が多かったです。

本気で見つめなおすことにより、

解決への入口へ立てますので、ぜひ参考にしてみてください。

母親

✅母親が過干渉である
✅子供の事が心配でつい口や手を出しすぎてしまう(心配性)
✅自分の育て方に悩んだり、子育てにストレスを感じる→子供にイライラしてしまう
✅母親に発達障がいの傾向がある
✅子供のことを育てにくいと感じる(本人の特徴を参照ください)


父親

✅仕事が忙しく家にいることが少ない
✅父親自身に発達障がいの傾向がある
✅子供ができないことに対して厳しい
✅教育熱心で過干渉になりやすい

 

子供

✅五感が鋭く、においや音、光などに人よりも過剰に反応する
✅得意不得意の凸凹がある
✅人とコミュニケーションをとったり、人間関係を円滑にするのが苦手
✅人の皮肉などを理解することができず、言葉の裏が読めずにストレートにとらえてしまう
✅物事や自分のルールにものすごくこだわりがあり、融通が利かない。臨機応変がない。

我が家の場合、私も主人も、子供自身が該当し、

見直すきっかけとなり、ここがスタートラインだったなと感じました。

次の記事では具体的にどうしたらいいのかをお伝えしたいと思います。

 

 
 

自閉症スペクトラム障害を持つ人の就職先 海外&国内事例

発達障がい
 

私が息子の家庭内暴力で暴れている頃、

学校でも問題を繰り返し起こし、

学校から

「もしかしたら発達障害があるかもしれません」

と言われ、

「まさか自分の子供が??」という感じで

深く落ち込み衝撃的だった事は今でも忘れません。

それからNHK 番組でよく発達障害の番組を見ることが増え、

そこから自閉症をはじめとする色々な発達障がいについての

知識や事例、発達障がいの世界というものに

とても興味を持ち見るようになりました。

アメリカでの自閉症スペクトラム障害のを持つ方々の仕事

その中で特に印象的だったのが、

発達障害を生かした職業に就いている人たちの特集」でした。

私が見たのはアメリカでの自閉症の労働環境と国内の事例です。

映画の都アメリカ ハリウッドで、

映画やテレビの映像加工を行うスタジオ

「エクセプショナルマインズ」。

こちらの会社では自閉症スペクトラム障害を持った人達を雇用しています。

自閉症スペクトラム障害というのは、

コミュニケーション能力に乏しく、

人とのかかわりがとても苦手なのが特徴です。

そして、

自閉症スペクトラム障害を持った人たちというのは

私たちが持っていない特殊な能力というものがたくさんあるのです。

その特徴を生かした仕事に就労しています。

例えば私達が何気に気にしていないことも

彼らにとってはとてつもなく違和感があり

気になることであり邪魔だと思ったりするわけです。

そういった、「細部にこだわる」という特徴。

よく木を見て森を見ずという言葉がありますが

逆に彼らはなかなか森が見れないと言う特徴もあります。

ハリウッド業界の中で撮影したものに、

写ってはいけないワイヤーが映り込んだ場合、

そのワイヤーを CG で消していくという作業が必要となります。

彼らはそういった作業をひたすら1日行います。

とても細かく気の遠くなるような作業がひたすら続きます。

私であればおそらく悲鳴を上げてしまいそうな作業です。

しかし彼らはその現場の人よりも綺麗により早く仕事をすることができるのです。

「並外れた集中力」

「ITに強い」

という彼らの特徴にぴったりの、まさに天職だと感じました。

おそらく普通の人には至難の技だと思います。

またその自閉症を持つ方たちに配慮をした、

社内環境というものにもとても感動しました。

彼らは決まった時間に決まったものを食べるという

ルーティーンをとても大事にします。

食べる環境食べる場所も固定でないといけません。

そういった彼らの特徴を理解し、細かいこともことも配慮しつつ、

「毎日同じ時間に同じ場所で同じものを食べる」ということを

会社の計らいで環境を整えて頂けていました。


そして、自閉症スペクトラム障害がある方にとっては、

仕事をするのにも、

「明確でクリアな指示を出さないといけない」

のですが、そういった事も勿論、

理解があり、とても働きやすい環境でした。



自閉症スペクトラム障害を持った人たちの面接試験 デンマークの事例

また、コミュニケーションが苦手な彼らにとって、

「面接」が至難の業になります。


では、どうやって会社採用試験をしているか?

というデンマークの事例を見ました。

「レゴ」を使った採用試験でした。

レゴを使って、ロボットを作るという課題を与えるものでした。

彼らのクリエイティブな面を見て採用を決めていたようです。

出来た作品だけではなく、

その作成の過程や、指示にどれだけ従うことができるかなども観察し、

その後の部署の配属などを決めていくそうです。

自閉症スペクトラム障害は確実な検査をするのに長けている

上記2件は、遠い世界のように思えますが私は日本の事例もご紹介します。

それはとある検査をする会社でした。

その検査というのは目視でひたすら商品を検品、確認をするというものです。

自閉症を持つ方というのは違和感を持つと

人よりも厳しい目で見る事ができるために

正確に不良品を弾き出すことができるのです。

普通の人が OK とするようなものを

彼らは正確に弾きだし

さらに早く判断をし仕事をすることができるのです。

その自閉症を持った方は

今まで適職につけずに、働いても失敗が多く、

職場でも仕事がうまくいかないうえに、

人とうまくかかわることができず、

仕事を長続きしませんでした。

しかし、その仕事に就いたことで

皆からとても仕事の面で信頼され、

評価が高く、さらに自閉症スペクトラム障害を持っていないの方よりも

仕事が確実で早いと言って、

人柄も含めてとても皆に愛され、感謝されていました。

 

自閉症スペクトラム障害・発達障がいだからできる事

発達障害と言うと

「人より劣っていてできないことが多く、

他人に迷惑をかけたり溶け込めない」

というイメージが多いですが

私はそのテレビ番組を見て

自分の発達障害を持つ方へのイメージが

がらっと変わりました。

自閉症スペクトラム障害の方を労働者として採用した会社は全て、

彼らの仕事ぶりにとても感謝しており、

社会貢献できている上に、

彼ら自身も自分自身誇らしく思っているようでした。

また自閉症スペクトラム障害を持つ息子さんの母親が、

「自分の子は一生働けないのではないだろうか?」

苦悩してきたが、このように自立して働くことができていることに

とても誇らしく思っているようで、私も嬉しくなりました。

しかし、自閉症スペクトラム障害を持った方々が

このような環境に置かれるとは思いません。

まだまだ日本は障害ということに対して

バリアフリーな気持ちで接しているようには感じません。

発達障がい=ネガティブな気持ちではなく、

障害を持った方だからこそできる才能、パワーというものをとても感じます。

例えば音の違和感というものがあったとしたら

音楽業界で働くにはとても最適とも言えます。

 

このように才能あふれる自閉症スペクトラム障害を持った方は

まだまだ沢山いらっしゃると思います。

そのような方が殻に閉じこもることなく

社会貢献できるような社会にもっとなっていって欲しいと心から思います。

そしていつか私自身も、

自閉症の方が明るく社会で生きていけるようなお手伝い」

できるような活動に参加できたらと強く感じるテレビ番組でした。

私の息子も自閉症傾向もあるので、

とても悲しくなり、不安で泣いた日々もたくさんありました。

今でも不安がないというわけでは全くありません。

しかしながら、

自分の特徴を把握して仕事や環境を選ぶということはできると思います。

悲観することなく、明るく楽しい未来が

まだまだ開ける世の中なのではないかと思っています。

むしろ私の息子だからできることがあるのではないか?という気持ちでいっぱいです。


自閉症スペクトラム障害を持つ方々、

そのご家族は大変な思いばかりではなく、

きっと人よりも長けていることを見つけて伸ばすことにも

フォーカスしてみましょう♪

不登校や子供の問題行動を改善する具体的方法

不登校
 

不登校のお子様をご家族にお勧めの書籍

ご家族が不登校のお子様が

学校に行けるようにと、頑張っているにも関わらず、

不登校でひきこもる時間が増えてくると、

親としては、本当に苦しくなりますよね。

色々試してみたけど効果がない

と悲観して見える方もいるかもしれません。

先日読んだ書籍の中で、

「これは不登校のお子様のいらっしゃるご両親に是非読んでいただきたい!」

と思い、今回記事にしてみました。

こちらは、実は、発達障がいの二次障がいや、

普段の子育てにもとても役に立つ書籍だと感じました。


森田直樹先生が書かれている

不登校は1日3分の働きかけで99%解決する

です。

アマゾンでもとても良いレビューになっていますが、

読んでいると、シンプルだけど本当に

素晴らしい方法だなと感じました。

こちらは、

私の子供の問題行動を改善するにも

同じ方法をとってきました。

息子は不登校ではありませんでしたが、

問題行動があるお子様にも是非お勧めです。




森田先生の理論

不登校は心の栄養不足

子供はコップ一杯の自信の水を常に持っています。

その自信の水を使って、水を勉強や友人関係や先生、
部活動色々なところで水を利用しながら、毎日生活しています。

その自信の水を使うと同時に、
褒められたり、周りに認められたり、親から愛情を受けて
その自信の水を補充しているのです。

しかし、
いじめられたり、不適応状態になると、
いつもよりもたくさんの水を使用することになります。

そのコップも子供により大きさが違って、
小さいコップの子供はすぐにその水が枯渇してしますのです。

そして、枯渇が続くと不登校になるのです。

というのが、森田先生の考える不登校が起きる原理です。

この表現にとても感銘を受けました。


その枯渇したコップに、

また水をためるにはどうしたらいいのか?

という事を、事例を交えて森田先生が、

アドバイスしておられます。

実際に事例を読むことで、

実践してみようと感じると思います。


方法:子どものよさに「・・・・の力がある」を加えて毎日励ます


毎日子どもの日記をつけて観察する事


自信の水を満たすには、お子様の

「いいところ・能力がある」

ところを口に出して本人に声がけするのです。


この方法自体は難しくないと思います。

そして、親の生活スタイルを変える必要もない方法なのです。

しかし、これを継続するには、

親の愛情なくしてはできないと思います。

むしろ、ご家族にしかできない方法なのです。


その水は一気に一杯になることはありませんが、

毎日継続することで、

1滴1滴、水を確実にたまっていくのです。


私も毎日、観察日記をつけていました。

この観察日記を書くことにより、

親自身も心や状況の整理ができて、

新しい気づきがあったりするので、

観察日記をつけることによる変化を

ご自身が感じることが多いと思います。


(また、教員であっても生徒に対応するには、

このように接してみると変化があると思います。)


もし、不登校や問題行動で、

「もう、子供と一緒に生活をしているだけでつらいからどこかに預けたい」

と思って見える、ご家族の方に

まずは、こちらを是非実践してみてください。



私も息子が家庭内暴力がひどかった頃は、

子供をフリースクールや施設に預けようかと

何度も考え、

実際にいろんなところに相談に行きました。



しかし、結果、連れて行かなくてよかったと感じています。

もし、連れて行っていたら、

私の息子のコップの水は枯渇どころか、

コップが壊れていたかもしれない

と感じました。




子どもは、見放されてしまったと、

感じて、さらに事態が悪化するかもしれないからです。


森田先生も、この著書の中で、

施設やフリースクールに通わせることは、

決して解決方法になるとは言えないとおっしゃられております。


施設などに実際に預ける前に、

是非こちらの森田先生の方法を試してみてください。


こちらの書籍には、実践方法や

詳しいやり方が載っています。



早ければすぐに効果が表れる子もいるようですが、

基本的に、親が気長に、愛情を持って接すれば

きっと明るい未来がまた戻ってくると、

読んでいて感じました。

不登校になると、親は、学校に行くことを促すことがあると思います。

しかし、親が子供を動かすのではなく、

子供が動くような言葉がけをしていくのが大事だと

森田先生の意見に大変共感しました。

以前に、問題行動解決の記事を書いた際にも書きましたが、

その子のいいところ、結果ではなく、過程を褒めることで

問題行動が少しずつ収まっていくのです。

問題行動解決のための記事はこちら



こういった声がけが、

不登校のお子様には、特に、

「自分で学校に行きたい」
「学校に行ってみよう」

と思う、

自主性が育っていく方法です。


親が子供を変えることができるのです。

しかし、その親を指導できるような、

私のような親へのコーチングができる場所、環境

が日本にもっと増えて行っていって欲しいなと

考えています。


(ちなみに、私自身、困っていた時、

コーチングしてくださる場所を探していましたが、

見つけることができませんでしたので、

アメリカで1週間みっちりコーチングを受けてきた

という経験があります。)


不登校や問題行動がないお子様でも

自己肯定感が高い子供に育てるには

とても参考になる書籍だと思いますので、

是非読んでみてくださいね。

リストカットで追い込まれた母と娘 経験談

リストカット
 

リストカットに苦しむ親子の事例

幼少期編


まだ長男が幼稚園に入る前、

よく児童館に連れて行っていました。

長男と誕生日が近い女の子(Aちゃん)と

児童館で仲良くなり、

普段から一緒に遊ぶようになりました。

Aちゃんは、活発で元気で好奇心旺盛な女の子でした。

長男ととても気が合うようで近所でよく遊んでいました。


Aちゃんは一人娘で両親はとても英語教育に熱心で

ディズニー英語システムの教材で

日本語よりも英語を中心に教えているようでした。


ご主人はとても柔らかい物腰の方なのですが、

とても芯がしっかりとしていて、

決めた事はしっかりと貫くタイプの方で、

そのような教育を子供にしていました。


そのためか、娘のMちゃんも

芯がしっかりとした負けず嫌いな面も持っていました。


芯がしっかりとしている面が彼女の長所でしたが、

逆を言うと、頑固に映る面が母親からは多々あったようです。

母親は、看護師さんで、

明るく、そして、どちらかというと

細かいことを気にせず、

自分のやりたいことを楽しくやりたいというタイプでした。



そして私たちは引っ越しをして

親子で遊びに行くこともめっきりなくなりましたが、

母親の私たちは連絡を取り合ったり、

1年に1回程度、母同士で一回食事に行っていました。


その離れている間に、

旦那さんの浮気によりと離婚をして、

Aちゃんとともに住居を引っ越し、

犬と親子二人での生活が始まったとの事でした。

中学に入学後 不登校・リストカットに苦しむ

息子が中学校に上がり、

学校でトラブルが多発し、

学校の先生からアスペルガーを指摘されたり、

家庭内暴力が起こるころ、

彼女のLINEのタイムラインでは

学校でのいじめにより

子供が学校へ行かなくなったというような

書き込みが目立つようになりました。


気にはなっていましたが、

正直、私自身、自分の子供の問題行動だけで

頭を抱えていて、

彼女も同じように大変なんだな

としか思っていませんでした。



しかし、私の性格上、放っておくことができず、

彼女自身が大丈夫かという心配のLINEを送りました。


娘さんは、

学校の私物に”死ね!”と書かれるような

ひどいいじめにあって

学校へ行くことができなくなり、

我が家と同じく、発達障がいの疑いを受け、

通院中とのことでした。



その時の状況が当時の私の状況と

ほとんどリンクしていたのを覚えています。

ただ、現在の私と彼女の違いは明らになってしまっています。

■現在も快方どころか悪化しているAちゃん。
■私の息子の周りの環境が整い、子供がやっと平穏に戻ったていること。


この違いはどこで出たのでしょうか。



実はAちゃんは日々の仕事に追われ、

病院やカウンセリングがうまくいかないと、

その病院や忙しいと何かのせいにして、放置、

どんどん事が大きくなっていました。


事が大きくなるほど、

またフットワークも重くなっていたのだと思います。


2年の間に、彼女が行ったのは、

病院に数回だけ、発達障がいの診断をしてもらいに

足を運んだだけ。

カウンセリングに通った形跡もありません。

そして、つい最近、危機感が押し迫ってきているのか、

子供がこのままでは死ぬかもしれない

と言いながら、

やっとまた病院にかかったようです。

しかし結局、

”カウンセリングは3か月待ちだから予約もしなかった”

との事でした。


彼女自身のストレスもマックスで、

思考も停止しているのだと思います。

また、誰もが私みたいに、

強い意志を持って、この問題に立ち向かうのは

本当に心が折れますし、相当努力しないといけないのです。

とてつもなく精神的&体力的なダメージと問題に直面するから耐えられないのです。



確かにシングルマザーであり、

家計を支えるのに必死で、

「子供のために!」

と意気込んで、日々働いてきた彼女の気持ちも

同じ母として痛いほどにわかります。


時間的に余裕がないなら、

誰かにSOSを出すという手段もあります。

もし、それができていたら、

また違ったのかもしれません。


「自分の親のことも頼れない環境にある」

と以前から言っていましたので、

家族関係に恵まれていない彼女にとって

どこを頼っていいのかわからず、

途方に暮れているのだと思います。


彼女は私にたまに相談をしてきます。


しかし、その相談だけでは不明な部分が非常に多く、

質問を返すのですが、そこから連絡が途絶えます。


そして、また1か月後に、別の質問が来ます。


・相談内容も端的でわからない状況での質問が来る
・質問や連絡をしてもすぐに途絶える(キャッチボールができない)
・自分の気持ちはLINEのタイムラインには定期的に状況を書いている



このような状況を見ると、

友人は追い込まれ、気持ちに全く余裕がなく、

正常な判断、また、気持ちに落ち着きがないのが

目に浮かびます。


私がカウンセラーであるのも知っていますが、

彼女は甘えてきません。


私もSOSには答えたいと思いますが、

彼女自身が私に明確なSOSを出さない限り、

アドバイスをしたりするのは、

お節介や土足で踏み込むことになります。


また、カウンセラーというのは、

公私混同すると私情がある上でカウンセリングを行うと

お互いのバックグラウンドなどがわかっているために、

先入観や、裏側が見えてしまい、

正常なカウンセリングができないので、基本的には禁止なのです。


ですので、私からアドバイスとしてはできますが、

相手が求めてないのに勝手にアドバイスするのは

一方的で自己満足のみの、

相手を傷つける、追い込む発言になりかねないので一切していません。


ただし、質問形式で、

彼女に質問をしながら、気付かせることは可能ですので、

そのような形式でラインでサポートしています。


今後も、陰ながらサポートしていきたいと思います。

しかし、状況的にかなり親子の中が緊迫し、

リストカットが増えているので、

子供だけでなく親も

本当は今すぐにでも大き目の手を打たないといけない状況です。


母親が追い込まれた精神状態ですと、

正しい思考と判断ができません。

2年経過した今 Aちゃん親子は悪化していっている(現在進行形)

つい先日もLINEが来ました。

「心療内科に行ってみたけど、カウンセリングが3か月待ちなの」

「どこかいいところ知らない?」

との連絡でした。


毎日娘がリストカットを繰り返す中で、

久しぶりに起こしたアクションが、

心療内科に行き、失望して帰宅した様子でした。


「3か月待ちで予約はしたの?」

と、聞きましたが、返事はありません。

結局、

毎回、その場しのぎでやってきて、

事が大きくなったけれども、

すぐに何とかしてくれる魔法のような病院探し

を始めたようです。


悪化する前に、

「まだいいだろう」「まだいけるだろう」

と、厳しい言い方ですが、

問題を先延ばしにしてきた結果が今に至るわけです。

気持ちはものすごくわかります。



自分の子供の笑顔が消える毎日で、

「なんとかしないと」

と思うのだけれども、

大変だからと問題を先延ばしにしてしまう気持ち。

しかし、

今回のケースのように、

娘を救えるはずの母親がお手上げ、問題先延ばし思考は

娘をどんどん追い詰めて、

リストカットを繰り返して負のスパイラルに陥るのです。




我が家も病院の先生に、

「お母さん、息子さんの特徴というのは、

明日良くなるとか、そういったことはありません。

二十歳くらいまでの長いスパンを見て、

学びながら、息子さんの特徴をとらえながら、

一緒に改善していくものだと思ってください」

と言われた記憶があります。


医師のその一言がとてもショックではありましたが、

私が覚悟できた瞬間だったのかもしれません。

Aちゃんの現状・考えられる要因

彼女はなぜ不登校からリストかっとに至ってしまったのか分析してみました。

私がこのような分析をするのは憶測ではありますが、

このブログを読んでいるみなさんの

解決へのヒントになればと思い、いくつか出させていただきます。

  • 何もできない自分が嫌い
  • 学校にいけない自分が嫌い
  • 何もしてくれない親が嫌(実際に日記に書きなぐってあったようです)
  • 話をするのが母親だけの状態で気持ちが煮詰まっている
  • 離婚してしまった親が嫌い
  • 頼れる人がだれもいない
  • 我慢が美徳な性格である
  • 完璧主義がゆえに、妥協できず、できない自分が許せない
  • 親にどうやって甘えていいのかわからない(甘え方を知らずに育った)
  • 弱音の吐き方を知らない
  • お父さんは大好きだったのに、私を捨てて新しい人と一緒になってつらい
  • 友達のこと大好きだったのに裏切られた
  • 人が怖い(人間不信)
  • 学校にいけない自分、リストカットしてしまう自分が嫌い
  • 誰も私のことを愛していてくれない・大事にしてくれない
  • 親の言われるままにYESでしか育てられず、受動的な自分が嫌い
  • 気持ちが滅入るからリストカット・自己肯定感が低い・褒められていない

というルーティーンなのではないかと思います。

読んでいただいてわかるように、

思い込みや自己肯定感の低さが多い子が多い傾向にあると思います。

これは、実はリストカットだけにとどまらず、

問題行動を起こすお子様にも多く見受けられます。


問題を改善するために私がしてきたこと

Aちゃんと私の息子との状況は違いますが、

子供が社会で生活していくのに困難を抱えている

という現状は親子では変わりありません。



私の場合、少しでも状況がよくなるように、
日々、このような事をしてきました。

■ネットで子供の問題行動を調べる

■寝不足の中、週に5冊程度のペースで書籍を読む

”問題行動を起こす子供を持つ親のための本”
”発達障がいに関すす書籍”
”思春期の子供に関する本”
”ODD(反抗挑戦性障害)に関する本”

などアマゾンで買ったり、図書館で調べる

■学校や警察などとも連携をとってもらう為に行動していた

週に3~4回のペースで学校の担任の先生や
学年主任の先生、あとは特別学級の先生にも個別に相談に乗っていただいたり
していました。

 

■成功体験をした友人の話を聞く

 


友人に相談して快方に向かった記憶はありません。

ただし、友人の中でも、

案外身近に、同じような境遇だった母親がいたりします。

そういった改善してきた友人を見つけて

相談するととてもいいアドバイスをもらえる可能性もあります。



私の場合、息子と同じ部活だった子のお兄ちゃんが

小学校から不登校でひきこもり、

家庭内で暴れるようになり、

通院し、認知療法を親子で受けて、快方して、

今では中学を転校、

高校は通信(半分は通学)、

今では専門学校まで行き、アルバイトもしています。

問題なく社会復帰できるようになっています。



彼女の壮絶な経験を聞き、ひっくり返った覚えがあります。


しかし、彼女はいつもケロっとしていました。

「行動認知療法ははまると、ぴたっと収まるから。

面白いくらいだよ~」

と私にお勧めの書籍や考え方をいつも教えてくれていました。



そこで、お勧めの病院とカウンセラーの名前を聞いて、

私も同じように実行していきました。


彼女の存在あってこそ、私も救われてい部分が非常に大きいです。


もちろん、書籍での知識も大いに役に立ちますが

引きこもり、不登校、問題行動を乗り越え、

成功してきたパターンのご両親から

お話を聞くのが、一番かもしれません。


私がこのブログを始めたのも、

私がそのアドバイスをくれた友人のような存在でありたい

という強い気持ちがあるからです。


両親の在り方・行動のアドバイス


■ご両親が冷静であること
■冷静でかつ正しい判断・分析・対応ができる事
■自分自身でも最低限のことをネットや書籍から調べる事
■成功体験をした友人に話を聞くこと

上記のような状況でない時は、

専門機関(学校・児童相談所・民間カウンセリング)や

頼れる家族や知人に相談する事!

自分で抱え込まない事も

ご両親自身の心身両方の健康守ることにもなります。

 

リストカット以外の問題行動にも役に立つのでぜひ参考になさってくださいね。