思春期の反抗期と家庭内暴力・ひきこもりの解決方法

軽度発達障害の息子を持つ母の苦しみながらも光をみつけた方法を紹介

不登校の状況を理解すると子供が変わる

不登校
 

不登校の子供はエネルギー量が少ない

学校に行くのを渋る、学校に行けないお子様に

ご家族はとても頭が痛く、

「親にとっては早く学校に行ってほしい」

と願うばかりですよね。

思春期に学校に行けなくなるお子様には、

いじめや、学校になじめないなど

それぞれの理由があると思いますが、

エネルギー量が少ない子供が不登校になりやすいのです。

子供というのは、学校に行きたくない気持ちがないわけではなく、

「学校で給食が食べたい!」「部活動したくて仕方ない!」

「お昼休みに友達と話したい!」

など、願望や希望に満ち溢れているからこそ

学校に行くのです。

子供たち同士のトラブル、先生に怒られたり、嫌なことはたくさんあります。

しかし、

いじめられたり、嫌なことを言われても

エネルギー量が高い子は、自然と跳ね返す力もあります。



エネルギー量を上げていくために、

ご家庭で少しづつ、理解を深め、

お子様のエネルギー量が増えていくような声がけや行動

ご家族がするとお子様に変化が現れます。

その一歩を踏み出してみましょう。


ゴールは不登校解消ではなく笑顔をゴールにする

母

  母親としてできることは何かしら? 

 

 

学校への登校を渋るお子様の表情はどうでしょうか?

おそらく、どよんとした表情を毎日していて、

ご家族は「最近そういえば笑顔を見ていないな」と感じていませんか?


実は、不登校解消をゴールに設定するのではなく、

その笑顔が見えるようにゴールを設定することがとても大切です。



笑顔が見れたら、きっと不登校解消の日が近づいていると考えていいと思います。


笑顔 イコール エネルギーが補充されてきている

という目安になります。



また、「私は何があっても大丈夫」という

家族への安心感のサインでもあります。



学校に行けない理由は○○??

「どうして学校に行けないのか?」

と、理由を追求して、

「その問題を取り除けば学校に行けるようになる」

と思いがちですが、

一概にそんな単純なパズルのようなことにはいかないのが現実ですよね。

 

例えば、

「いじめや嫌がらせにあって学校に行けなくなった」

「勉強がわからないから、学校に行く気にならなくて無気力」

と、いった場合。

 

いじめをやめさせたら学校に行くようになるのか?

といえば、そうでるとは限りません。



「原因を探してその原因を排除する事」

は、解決にならない事も多いのです。


それよりも、子供自身のエネルギー量を上げるという

ベースを意識して接することが第一歩となります。


エネルギー量を上げること、

家族の理解と協力により、安心感と自分への自信を取り戻すこと

フォーカスを当ててみていきましょう。



学校に行けない子の生き抜くさを見抜く


ただし、不登校の原因として見落としがちなのが発達障がいです。

■もともと生まれ持った特徴や性格
■その特徴が原因で理解されない環境にあり生きづらい

という事が考えられます。

もし、不登校にお悩みのご家族は一度、発達障がいかも?という目線で

お子様を観察してみましょう。


もし「そうかも?」と

感じたら、解決する方向性が見えてくると思います。

日本で発達障害は障害という言葉を使うので

とてもネガティブですが、

世界的には「特性」として捉えられております。

悲観ではなく、才能もたくさん持っているお子様なのです。

逆に発達障がいとわかることで、子育てがうんと楽になると思います。
(私がそうでした)

子供が小さな時の検診で、

「子供の育てにくさはありませんでしたか?」

という設問があったのを覚えています。

私は常に「いいえ」を選択してきました。

「子育てってみんな大変だから」
「男の子って動くし大変なのは当たり前」

と思ってきて、見過ごしてきました。

「もし、あの時気付いていたら・・・」

という気持ちはありますが、きっと、気付くことはなかったでしょう。

それくらい、軽度の発達障害というのは、

一緒にいる家族でさえ気づけないのです。

 

知識があるかないかもありますが、

基本的にわかりにくいのです。

 

そして、「まさかうちの子が」という気持ちになるので、

認めたくもないし、どこか、まだ他人事だと思っていました。

しかし、不登校でお困りの方のために

何かヒントになる可能性があるので、

参考までにチェックしてみてくださいね。

(私もこのチェックを真剣にしていたら気付いていたかもと今では感じます。)

こだわりが強い

  • 突然予定が変わるとパニックになる
  • 自分が好きなこと、興味あること、気になることの集中力が異常に高い
  • ルーティンや順番を乱されるのを過度に嫌う(本がきれいにならんでいるなど)
  • 興味のあることへの知識が偏っており、異常に知識があったり博学である

 

感覚の過敏さ

  • 大きな音、特定の音に異常な不快感を感じる
  • 人に触られたり、抱きしめたりする事を嫌がる
  • 痛みに対して鈍感
  • 匂いに敏感
  • 光が苦手で暗いところを好む

 

コミュニケーションが苦手で社会的ななりとりが不得意

  • 状況や空気を読んで行動するのが苦手
  • 一方的な発言が多い
  • 友達が少なく一人でいることが平気
  • 他人に合わせて行動するのが苦手
  • 言われたことをストレートにしか捉えられない(皮肉や冗談がわからない)
  • 人と目を合わせるのが困難
  • 比喩表現や指示語(あれ、これ)が通じない

落ち着きのなさ・注意欠陥

  • 規則や時間を守れない
  • 忘れ物が多い
  • じっと座っていられなかったり、集中時間が極端にみじかい


得意不得意は誰にでもありますが、その差がとても大きい場合には、

出来ないことがあった時に著しく困る状況が出てくる場合があります。

「特性に配慮したかかわり方」が非常に大事になってきます。

発達障がいが悪いわけではない

母
 

 正直、自分の子が発達障がいって落ち込むことが多いのよね・・・  

 

発達障がいと聞いて、

認めたくない気持ちや絶望感や失望感があったのを今でも覚えています。

見えない障がいの大変さを知る機会になり、

私もこのような活動ができているわけです。

しかし、ご家族に一つ覚えていていてほしいことは、

「発達障がいは悪いことではない」

という事です。

お子様を育てることに関して言えば、

発達障がいを持つお子様の子育ては大変です。

しかし、私はこれをきっかけに、とても子供の良さや、

子供が当たり前にできたことでさえも、

感動するようになり、子育てでうれしいと思うことが断然増えました。

ただ、お子様が

浮いた存在になったり、無理して人とコミュニケーションをとって疲れてしまったり、

先生や親から叱られて、自信を喪失している可能性がおおいにあります。

 


外では緊張状態が続き、

家の中ではリラックスできるような環境でいたいと思っているのです。


そのためにも、子供の生きづらさに気付いてあげて欲しいと思います。

また、同時に発達障がいを持っているお子様の才能は

発達障がいを持っていないお子様よりも

飛び出た才能を持っていることが少なくありません。

才能を伸ばしていけるような子育てを私も心がけています。



 

不登校のお子様を持つご家族のサポートにより、

子どもの才能を開花させれるようしていきたですよね。