思春期の反抗期と家庭内暴力・ひきこもりの解決方法

軽度発達障害の息子を持つ母の苦しみながらも光をみつけた方法を紹介

ゲーム障害・ゲーム依存の原因 病院に行く前に知るべきこと

ゲーム依存・スマホ依存・ネット依存
 

こんな症状はありませんか?

■ゲームをやめられない子供たちの黄色信号

✅深夜までゲームをして朝起きられない
✅生活のペース、時間配分がゲーム中心になっている
✅不登校や引きこもり気味で外にあまり出なくなった
✅すぐ怒るようになってイライラしている(不安定)
✅親のお金をこっそり持って行って課金をしているかもしれない
✅チック症や普段しなかった癖などがではじめた
✅ゲームをやめることができずにやめるよう促すと暴れる

いくつか該当する方は、なぜ依存が起きるのか?

 

ネット依存・ゲーム依存が起こる理由 4つ

どうしたらいいのか?ということを一緒に学んでいきましょう。

ネット依存・ゲーム依存は子供だけでなく、私たち大人も同じ問題を抱えています。

上記の黄色信号は、なぜ起きるのでしょうか??

本人の意思の弱さ、自己管理、自己コントロールができないからでしょうか?

ゲーム自体の面白さから抜け出せない

スマホやゲーム機など、家庭の中で身近に操作できること、

またいつでもどこでもできる身軽さから、

手に届くところでいつでもできるために、

人が依存しやすい環境が現代人には備わっているからです。

また、会ったことのないオンライン上での友人と

世界中でどこでも繋がることにより、

人の小さなコミュニティができるのです。

また、オンラインゲームは、

楽しくなるように作られているので、

「この日限定イベント」「この時間にしかゲットできないアイテム」

などがあり、人の心理を利用して

依存せざるを得ないビジネスを展開しているのも

社会問題になっています。

エキサイティングなアクションゲームなどは、

そこから興奮や自信を得たり、その中での地位の確立にのめりこみやすくなります。

世界規模でみると

「フォートナイト」などの暴力的、また課金作用、依存作用があるゲームを

学校単位で禁止している国もいくつかあります。

 

②お子様が生まれ持った性格や特性

ゲームにはまりやすい気質や、好きなものはお子様によってそれずれ違います。

また、一般的にまじめだと言われているお子様が、

頑張りすぎてストレスが溜まってゲームにのめりこむというケースもあります。

普段からおとなしくて、人とコミュニケーションをとるのが苦手なお子様、

なかなか自分の感情を表に出すのが苦手なお子様、

悩みやストレスを抱えた時に人に話したり甘えたりするのが苦手なお子様なども、

溜まったモヤモヤをゲームにぶつけるという事もあります。

また、発達障がいを抱えているお子様は、特徴により

ゲームやスマホにはまりやすいなど、衝動的な行動が多いお子様にも多いです。



③家庭や学校、部活で孤立感を抱いている

思春期というのは、心身ともにとても不安定な状態であります。

本人に自覚は少ないかもしれませんが、

学校や今までの環境の中で、知らずのうちにトラウマやストレスを抱えていたり、

劣等感や自信喪失をするような出来事がおきたりしている場合があります。

②と重複はしますが、

モヤモヤや孤独感をゲームで癒して解消している可能性があります。


自分の居場所を求めて子供は依存していく

✅両親の仲が悪くいつも口論や暴力が絶えない 

✅親からの過干渉・批判など、威圧的で支配的な環境にある

✅子供のキャパシティ以上の過度な教育の強制(教育虐待)

✅親からの言葉の暴力(馬鹿にしたり人格否定する言葉)

✅親からの肉体的虐待・暴力

✅学校でいじめにあっている

✅得意な事と苦手なことの差が大きく、凸凹が大きな子供


子どもは子どもの世界観で生きていますが、

一生懸命やっていても、うまくいかない壁にぶち当たり、

そこから抜け出せないでいるかもしれません。

そこで、身近にあるゲームがお友達になっていきます。

■不登校になり、ひきこもってゲームをするという場合と、

■ゲームをしたいから不登校になるケースと両方あります。

どちらも早いうちにご家族がサポートできるようにするにはどうしたらいいか

考えてみましょう。



感情や生活がコントロールできなくなったら立派な依存

最初は30分といっていたゲーム時間が2時間となり3時間となり

気付けば、半日。

そんな日が続くと依存です。

しかし、もっと深刻なのは、

自分ではもうコントロールできなくなってしまい、

死ね」「殺す」「だまれ」「うるせえ」

などの独り言や、親に向かって浴びせる事が増えてきたら

早めに対処しなくてはいけません。

言葉が荒くなるだけでなく、

我が家のケースのように、

ゲームをやめたくないからと家の中で暴れるようになる可能性が出ています。



ネット依存は○○依存?

大人のあなたでもストレスがたまった時には、

解消するための行動を意識的に行ったり、

無意識に解消行動をとると思います。

もしくは、不完全燃焼の出来事など、心のどこかにモヤモヤを抱えたままだと、

人の精神状態が不安定になっていきます。

そこで、人は何かに依存や執着することで解消していきます。

例えばアルコール依存、薬物依存などは、

最初は少しだけから始まって、

どんどん使用量が増えていきます。

ストレス解消やモヤモヤをすきりさせたいという欲求は

人間誰にでもあるものですが、

それがおかしな方向に行ってしまうと

取り返しがつかないことになっていることが多くあります。

アルコール依存、薬物依存というのは

モノに依存した依存症を物質依存と呼びます。

ですが、

お子様のようにネットやゲームに依存してしまうのは、

行動依存といいます。

また、関係依存(恋愛など)という特定の人に執着する依存もあります。

 行動依存   ある行動をすることにより得られる興奮や刺激を
どんどん求めてやめられなくなる
ネット・ゲーム・過食・リストカット・
抜け症など
 関係依存  人と過度に繋がりを求めて、特定の人に執着する 恋愛依存・共依存など
 物質依存  興奮したり鎮静する作用があるもの
落ち込みやすい人はこの依存に陥りやすい
カフェイン・薬物・アルコール・ニコチンなど

ゲーム依存やネット依存に関しては、オンライン上での

人との接触があるために、

関係依存と行動依存がリンクしている可能性があり

より強く依存性を高めている可能性が高いのです。

たばこ依存も物質依存です。

子どもだけでなく、

身近な親でさえ依存している事が多いのです。



ゲーム依存、ネット依存で見逃しがちな問題を見直してみる

我が家のゲーム依存、家庭内暴力を解決するにあたり、

以下のことは非常に参考になりました。

子ども自身の問題ではなく、

私たちが両親として見直すべき点が多かったです。

本気で見つめなおすことにより、

解決への入口へ立てますので、ぜひ参考にしてみてください。

母親

✅母親が過干渉である
✅子供の事が心配でつい口や手を出しすぎてしまう(心配性)
✅自分の育て方に悩んだり、子育てにストレスを感じる→子供にイライラしてしまう
✅母親に発達障がいの傾向がある
✅子供のことを育てにくいと感じる(本人の特徴を参照ください)


父親

✅仕事が忙しく家にいることが少ない
✅父親自身に発達障がいの傾向がある
✅子供ができないことに対して厳しい
✅教育熱心で過干渉になりやすい

 

子供

✅五感が鋭く、においや音、光などに人よりも過剰に反応する
✅得意不得意の凸凹がある
✅人とコミュニケーションをとったり、人間関係を円滑にするのが苦手
✅人の皮肉などを理解することができず、言葉の裏が読めずにストレートにとらえてしまう
✅物事や自分のルールにものすごくこだわりがあり、融通が利かない。臨機応変がない。

我が家の場合、私も主人も、子供自身が該当し、

見直すきっかけとなり、ここがスタートラインだったなと感じました。

次の記事では具体的にどうしたらいいのかをお伝えしたいと思います。