思春期の反抗期と家庭内暴力・ひきこもりの解決方法

軽度発達障害の息子を持つ母の苦しみながらも光をみつけた方法を紹介

”家庭内で暴れる子供”どうすべきか?親が見直すべき ”4つ” のこと その②

 

家で暴れた時にすべきこと
 

本日は、前回に続き、

子供が暴れた時にどう対応するかについてお話します。

前回の記事はこちら

1.✅子供はなぜ怒っているのか?を考えてみる

2.✅暴れたり暴力を受けた時にそのまま要求を飲み込んでいないか?

家庭内で暴れる子供に対して皆さんはどのように対応していますか?

 今回は以下2つです。

3.4とリンクしている部分があるので

一緒に解説していきます。

3.✅子供が暴れた時に親は同じように暴力や暴言で返していないか?

4.✅暴れだしたときに子供の言い分に耳を傾けているか?



子供がこちらの要求に答えない時、思わずイラっとしてしまいますよね。

親とは言え、少し長く生きただけで、まだ未熟な面もあり

感情を抑えきれずに、思ったままの感情を

言葉や態度や暴力で表してしまうことがあると思います。

子供にきつい言葉や傷つくような言葉を言われると、

「こんなに一生懸命育ててきたのにその態度は許せない」

「ものを破壊するなんて許せない」

など、怒りや悲しみの念に駆られることもたくさんあると思います。

 我が家では、私の主人は常に、

 「親に対しては常にリスペクトすべきである」

という信念があったので、子供の親への暴言に、

怒り狂い、怒鳴り、時には手も出ていました。

その結果、

子供が小さい頃は、子供がお父さんのことが怖いあまりに

怒られたくないから、おとなしくお父さんのいう事を聞いていました。

しかし、高学年から中学の思春期にかけては

反抗的な態度で主人の話を聞き、言い返していました。

そうなると、さらに主人の怒りは増し、

子供へのあたりもきつくなり、

 ニワトリが先か、卵が先か状態の

負の連鎖が起き、負の連鎖からさらに

親子間でさらに暴力行為が止まらないという

状態になり

見ていた私がストレスになりました。

 

「いつか殺人でも起きるのではないか」

と恐怖に陥りました。

状態は悪化し、

主人と息子が二人になると

いつも一触即発状態で二人きりにしておけない状態

というのがかなり長い間続きました。

私自身も精神常に擦切らせている状態でした。

そして、子供の状態は悪化し、

”僕の言う事を聞いてくれるまで暴れる”

という状態になりました。

今思ってみても、何かに憑りつかれているのではないか?

と思うほどの表情と言動でした。

要望を聞いてくれなくて

・お皿を割る

・2Fの網戸を外して外に投げる

・包丁を取り出して家の中に立てこもる

・パソコンを投げる

・ゲーム機を投げて壊す・折って壊す

・私のスマホを壊す

等々・・・あげればきりがありません。

その時に、私もやはり感情的になって、

かなり大きな声で怒鳴りました。

なぜなら目の前で家の中がめちゃくちゃになっていくからです。

もしかしたらあなたはそのような状態に苦しんでいるのかもしれません。

その時にどうすればいいのか

まず、一度はその暴力行為をやめるように促します。

それでも効果がない場合、また悪化していく場合においては、

その場を立ち去るです。

その場を立ち去ることにより

✅親子ともに、一度頭を冷やすこと

✅罵倒しあっていると事態は悪化する(いい方向には行きません)

✅親として子供に言いたいこと、伝えたいことがあってもその場では伝えない

これをしてみてください。

親として子供に伝えたいことがある場合は、

時間をおいて、子供が落ち着いているときに、

しっかりと話し合いをすることが大切です。

テレビを見ながらではなく、

しっかりとテーブルについて、その時間を親子で確保することです。

そして、その話し合いは

親から子供に伝えたいことだけを伝える場ではありません。

子供から親に話したいこと、伝えたいこと、反論など

子供の言い分を聞く覚悟をしてください。

そして、それを批判的に聞くのではなく

しっかりと受け止めて、

自分自身も改善点がないかしっかりと見つめてください。

もし間違っていた場合は、

子供に対して謝罪をして、改善点を伝えてください。

また、その内容が親子で話し合いが必要な場合は、

しっかりと親子で合意のもと、ルール作りをしてください。

子供とトラブルになった時に、

子供を威圧して止めようとしても効果があるのは

幼少期だけです。

暴力で解決しようと思うと、

子供は、暴力で物事を解決する子に育つ可能性が高いのです。

ですから、暴力や罵倒ではなくて、

話し合いをして問題を解決する経験をさせ、

力をつけてください。

勉強やスポーツで繰り返して学習するように

この、話し合いをして気持ちを伝えて人と分かり合っていく力

をつけることが対事変重要になります。

そのお手本をまずは両親が見せるべきなのです。

そして、一緒に学習していくのです。

❒ヒント❒

例えば、私の感覚として、

上司と部下の関係に似ていると思います。

・何かをミスした時にその理由や話を聞いてくれる上司

・ミスを一方的に、頭ごなしに責めてくる上司

いろいろなタイプがいると思います。

自分が部下であったら、

上司にどうあって欲しいか

などを考えてみたり、

この話を聞く時に子供の立場になって

少し考えてみると、ふるまい方が変わるかもしれませんね。

もし、本当にあなたが困っているのであれば、

一度振り返ってみてください。

本当に忍耐と根気が必要ですが、

今の状態を打破したいのであれば

これを継続してみてください。

必ず何かが変わる感覚が見つかると思います。

お父さんと息子のけんかが収まらなくて困っている

というご家庭は一度試してみてください。

【子供を変えることより、

親が少し見る角度を変えて見る事】

が今回のキーワードですね。

ただし、イレギュラーなパターンもあります。

❒明らかに子供が理不尽な言い分ばかりしてくる

❒常識的な暗黙のルールがわからない

このような場合においては、

軽度発達障がい、いわゆるグレーゾーンの可能性があります。

我が家の場合はそのパターンでしたが、

軽度の発達障がいがあろうかなかろうが、

子育ては一貫したルールの中で行うことは変わりません。

また、怒り方が異常、という場合は、

ODD(反抗挑戦性障害)を発症している可能性もあります。

こちらは、簡単に言えば、

常に怒りっぽく

とにかく先生や親に過剰なほど反抗する、

問題行動を繰り返す子に多い傾向にあります。

私の息子もこちらは軽度とは言え、発症していました。

(正確に言えば、発達障がいによる二次障害で発症しました)

子供が言うことを聞かず、暴れだしたとき̻

最後に今回の内容を箇条書きにまとめてみました。

その場を立ち去る

✅親子ともに、一度頭を冷やすこと

✅罵倒しあっていると事態は悪化する(いい方向には行きません)

✅親として子供に言いたいこと、伝えたいことがあってもその場では伝えない

子供が落ち着いた後にすること

✅しっかりとテーブルについて、その時間を親子で確保すること

親から子供に伝えたい事だけを伝える場ではないという認識を持つ事

子供から親に話したいこと、伝えたいこと、反論など

  子供の言い分を聞く覚悟をしてください。

批判的に聞くのではなくしっかりと受け止め、

  自分自身も改善点がないかしっかりと見つめる事

親として間違っていた場合は、

  子供に対して謝罪をして、改善点を伝ること

親子でルール作りが必要な場合は、

  しっかりと親子で折り合いをつけて合意のもと作成する事

✅話し合いをして問題を解決する経験をさせること