思春期の反抗期と家庭内暴力・ひきこもりの解決方法

軽度発達障害の息子を持つ母の苦しみながらも光をみつけた方法を紹介

知っておくと変わる思春期の反抗期への対処方法①  男の子編

反抗期を乗り越える方法(男の子編)
 
目次

1.思春期に反抗期が起きる理由

2.反抗期の分類二つ 攻撃型と沈黙回避型

3.親が息子に対してとるべき態度

 

特に第一子などの最初に起きる思春期というのは

苛立ちと、時には動揺を隠せませんよね。

親が心構えと知識を持っておくと

思春期、そして反抗期を迎えた今でも

正しい理解と対応をすると、

乗り越えられると思います。

思春期に反抗期が起きる理由

  1. 親から離れて自立するために必要な過程
  2. 子供から大人への階段を進む中でその狭間で自分を探して形成している
  3. 身体の変化は訪れるが、心が伴って追い付かずに不安定になる
  4. 異性や性への興味とその衝動に葛藤している
  5. 親の意見と自分の中の自分らしさの狭間でバランスをとるのに必死

 

「小さい頃はあんなに甘えていたのに。。。。」

と思いますよね笑

しかし、

自立した大人になるには、

反抗期があって当たり前と思ってください。



子供と大人の狭間で生きて悩む時期が思春期です。


身体が大人になっていく変化だけではなく、

性格が以前よりも荒く、攻撃的になったり、感情が不安定になります。

イライラすることが急激に増します。


身体は大人になっていくにつれ、

心も自立し、親に依存したくない気持ちも大きくありながら、

まだ完全に自立することができないために、

親に甘えないといけない現実もあり、

理想の自立した自分と、

現実の親に依存しなくてもいけない

という、狭間に立っているのが思春期です。



また、小学校低学年の時のように、

無邪気な男の子だった時代のような部分を持ちながらも、

友人関係との複雑な関係に悩んだり、

勉強や受験、恋愛や性で悩んだりと、

単純だった子供時代とは違い、

複雑になってきている中で思春期を迎えているのです。


しかし、反抗期があるという事は

いずれ、一人の大人として立派に育っていく過程で

とても大事になると思うと、

親としては喜ばしい成長の証だと私は考えています。


いつまででも親がいないと生きていけない状態のほうが

親としては心配になりますよね。

ですから、

反抗期を迎えている息子さんに

おめでとう♪

という気持ちで接すると楽しくなるかもしれませんね。




反抗期の分類二つ 攻撃型と沈黙回避型

反抗期といえば、

「うるせえ!くそばばあ!死ね」(攻撃型)

というイメージを多く持たれると思いますが、

実は、もう一つ、

「話してくれない」(沈黙回避型)

ドアをバン!!とものすごい勢いで閉めて

部屋に閉じこる、返事をしないなどの

パターンがあります。


しかし、どちらかに偏っているという事ではなく、

両方ミックスされたものが一般的とされてきます。



そして、どちらにおいても正常な反抗期ですので安心して大丈夫です。

しかし、攻撃型に攻撃で対応すると炎上します。

沈黙回避型に無理やり回答させようとしたりすると、

関係が悪化したり、さらに回避される結果になります。

では、どうやって接したらいいの?

という事をお伝えしていきましょう。

 

親が息子に対してとるべき態度

「乳児は肌を離すな」 

「幼児は肌を離して、手を離すな」 

「少年は手を離して、目を離すな」 

青年は目を離して、心を離すな」

このような言葉をよく育児書などで見かけます。

 

よくある子離れできない母親のケースとして、

息子のことがかわいくてかわいくて仕方ないお母さん。

母親にとって、異性の息子はとてもかわいいと思います。

しかし、

愛情は与えつつ、離れて見守る、失敗をさせても自分でやらせてみる

という事を念頭に置いて思春期は対応をしてみてください。

子離れできない親と、

親離れできない息子

は、お互いの正常な自立ができなくなります。



親に甘やかされて育てられた男の子というのは、

精神的にも経済的にも自立でいない男性になる可能性があります。

かといって、家庭のルールが厳しすぎて

息が詰まるような環境でもダメなのです。


「息子さんを尊重する」

という意識で接すると伝わりやすいかもしれません。


目と心を離さず、いつも寄り添う気持ちで接することが大事です。

余談:どうしても息子がかわいくない!と思うお母さんへ

反抗期がひどすぎて、私も絶えれない時期がありました。

そんな時に私がやっていた方法をお伝えします。

「息子が小さかった頃の写真を見る」

という事です。

本当に無垢でかわいらしく、今見ても抱きしめたくなるほどの可愛さです。

3歳のころは、自分なりに

全力で子育てをしてきたつもりでしたが、

今になっても

「ああすればよかったな」

と思う面がたくさんあります。

そういった後悔がないように、

「思春期の今も、そういった後悔がないように頑張ろう」

と気持ちがまた立て直される瞬間でもありました。

そして、

ここまで立派に育ててきた自分にも自信が持てた瞬間でもありました。

何より、心があたたかくなり、

癒されます。

そして、息子に、

「生まれてきてくれてありがとう」

と言いたくなりました。

是非、アルバムを開いてみてください。

おすすめです。