思春期の反抗期と家庭内暴力・ひきこもりの解決方法

軽度発達障害の息子を持つ母の苦しみながらも光をみつけた方法を紹介

リストカット依存を進行させないため親がすべきこと

リストカット
 

リストカットは正常な成長の証??その子供の心理は?

リストカットは圧倒的に女の子が多いといわれています。

「リストカット」という行為は自傷行為であり、

一般的には、本人はもちろん、

親も友人にさえもなかなか話せる内容ではありませんよね。

男の子の反抗期と比較してみた場合、

不満や親に腹が立った場合に、

「パンチして壁に穴をあける」

という行為に出ます。(我が家は壁だけではなかったですが・・)

女の子でそのような行為をする子は

あまり聞きませんよね。

行為は違えど、ストレスがたまった時の

心理状態はとても近いと思っていいと思います。

このように、攻撃型と内向型に分かれると思います。

ですから、子供のストレスのはけ口、

また、思春期における心の揺れや葛藤の現れでだと私は思います。

しかし、サポートできるのは、

一番身近なご両親だと思いますので、

知識と対応で改善できるように踏ん張ってみてください。

リストカットを繰り返す子供の状態


子供はリストカットをする時に、基本的に、

「考えてリストカットをしているわけではなく、

ストレスがマックスになった時に衝動的にリストカットをする」

という事です。

もちろん、リストカットという行為を繰り返すようになるまでの

背景や原因はありますが、

リストカットを行う時というのは、

そのような状態だと覚えておいてください。


リストカットをした後というのは、

子供は隠すことが多く、

決して、人にアピールするためにリストカットをしているわけではありません。

ただし、

リストカットに関しては依存性があるため、

悪化していく事が少なくありません。

私の友人(シングルマザー)の子供の相談を受けたことがあるのですが、

生活もかかっていて、

子供のリストカットに十分に向き合う時間が取れずに、

対応に遅れがあり、悪化していきました。

しかし、この場合には原因があります。

シングルマザーで家計を支える母親の対応が、

生活に追われてしまって後手後手になってしまったというパターンです。

まず親がしっかりと知識をつけて行動すれば

子供は解放に向かう可能性がぐんとあがります。

こちらの友人の経験談も参考になると思いますので、

こちらのブログに記載していきたいと思っています。


リストカットをする子供たちのタイプや傾向

  • 自分の気持ちを言葉として言語化して人に伝えることが苦手である(言語概念化の遅れ)
  • 環境要因や過去の経験から人に悩みや自分の気持ちを人に話せない性格である
  • 完璧主義な性格である
  • 心配性・不安障害がある
  • 他人を責めずに自分を責める性格である
  • 自分で自分の気持ちを処理できない状態である
  • リストカットすればするほど自己嫌悪に陥り、またリストカットを繰り返す
  • 人を信用できないと思っている
  • 人に相談する、甘えるのが苦手なタイプである
  • 自己肯定感が低い(先生や怒られてばかりいた・成功した経験が少ない)

などありますが、

それに加え、リストカットというのは依存症に極めて近い行為であるとも言われています。

それは、リストカットが特別というわけではなく、

私たちが普段ストレスがたまった時、

お酒、甘いものをやめられない、たばこ、

買い物をして解消する!

と同じ原理です。それを行って解消しているのです。

ストレスを解消する方法がリストカットになっているのです。

言わゆる、依存行為です。

繰り返すほどに、依存していく習性があるので、

少しでも早く子供のつらい状況から

解放させてあげれるようにと私もご協力できればと思っています。

リストカットを繰り返すことにより起こる可能性のあるリスク

自殺
リストカットに慣れている事によって、普通の人よりも死ぬということのハードルが低くなるために自殺へのリスクが大きくなる

躁鬱病
今日はいきなり学校に行く!と笑顔で言い出したり、ジェットコースターのように明るい時と不安的な時の感情に大きな起伏がでる


リストカットの裏に隠れている大事なことを見逃さない

”リストカットをする子供たちのタイプや傾向”

の中でお伝えしましたが、

最初に挙げた

「自分の気持ちを言葉として言語化して人に伝えることが苦手である(言語概念化の遅れ)」

に関しては、

発達障がいが隠れている場合があります。

うちの次男の場合もそうですが、

表現が乏しく、自分の気持ちや起きたことを順序だてたてて話すことが苦手です。

私たちは当たり前のように、

今日起きた出来事や、仕事で上司に報告などしていますが、

しかし、

その当たり前が、苦手な子供たちも多くいます。

何かを子供へ質問した時に、

すっと答えれずに、私もイライラしたことが何度かあります。

言葉の遅れがあったり、語彙が少ない、

説明が下手、起きたことや自分の思いを伝えるのが苦手である子と言うのは、

少し、周りの同年代の子よりも幼いイメージがあります。

発達障がいであってもなくても、

もし、このように、思いを言語化することが苦手なお子様であれば、

長い目でそこをトレーニングすることにより、

少しづつ変化が出てくる可能性があります。

 

リストカット依存を進ませないためにする事

リストカットが悪化していく場合、
手に負えなくなってきた場合、
ご両親だけで解決するのではなく、
SOSを出す勇気も必要です。

お子様を守るために、専門機関に行く勇気も大事です。

  1. 医療機関にかかる 
    こちらの場合は、診療だけだと5~10分だけですので、十分なサポートが受けれない可能性があり、満足いくケアが行き届かない場合がありますが、一度、かかることにより、また新しい発見や勉強、またアドバイスなどを得られるので、医師の診断があると安心です。

  2. カウンセリングを受ける(医療機関・民間・学校) 
    カウンセラーの指針が合い、また信頼関係が築ければ、カウンセリングを受けることにより、改善する可能性はおおいにあります。医師の診断も受けたのであれば、それもお伝えし開始してください。しかしながら、医療機関で薬を処方してもらって即効性があるようなことはありませんので、中長期の時間が必要となります。そして、子供だけでなく保護者の方も一緒に受けていただくことにより、家庭でのサポートが進み、改善する時間が短くなると思います。

  3. 趣味を作る・没頭できることを見つける
    他の趣味を作ってみることによって、衝動性を他の趣味を見つけてそちらの没頭できるのがベストです。そしていつも、視野が狭い中で生活しているとどうしても行き詰ります。

  4. 両親でペアレントトレーニングを受ける
    日本ではなかなペアレントトレーニングを受けれる施設がとても少ないです。しかし、家庭での子供への対応を変えることにより、変わる可能性があります。毎日接する親御さんだからできる対応がたくさんあるので、個人的に、こちらもお勧めします。

  5. SST(ソーシャルスキルトレーニング)を受ける
     こちらは、発達障がいのトレーニングとして、学校内で特別にクラスがあったり、民間にあったりします。衝動性をコントロールするトレーニング、言語に遅れがある場合も、SSTでのトレーニングで改善していきます。ただし、こちらもトレーニングになりますので、1か月で改善するなどということはありませんので、リストカットだけの問題だけでなく、社会で困らないようなトレーニングを積み重ねる事が大事になるのでお勧めします。(ただ、こちらも場合、高校生のお子様となると、さらに施設の数が減りますので、小さいころから受けているのがベストです。)

  6. 施設に一定期間預けてみる
     同じ環境でリストカットをする子供と一緒にずっといる親の気持ちも消耗していきます。もちろん、子供も消耗していきます。子ども自身も狭い世界観の中でしか生きていませんので、思いきって同じような子供たちがいるような施設にいれてみるのもいいと思います。(ただし、詐欺のように高いところ(うん百万程度)請求してくるとこは、絶対に行かないでください。)環境を変えて子供の気持ちがリフレッシュされ、新しい世界が見えてくる可能性があるかもしれません。
 
 

スマホを中学生に渡す前にこれをやっておくとトラブル回避

スマホトラブル
 

大人でも気が付くとSNSに夢中になってしまうことがありますよね。

子供の世界ではもっと依存しやすい環境にあります。

特に思春期は親から離れて、
仲間とのつながりをとても大切にします

また、特に女の子に関しては、

男の子よりも常に横の繋がり、

仲間の繋がりを大切にしたいあまりに、

LINEやインスタグラムなどでのやり取りから、

始終離れられない イコール 離れると仲間の輪から外れてしまう

という

恐怖心が依存に繋がる可能性が高いです。


特に、男の子はゲーム依存、女の子はスマホ依存に落ちりやすい傾向にあります。

特に男の子は、

一つの事に集中すると周りの事が聞こえなくなり、

見えなくなるのが顕著です。


異例な例としては、

今はスマホやゲームによる、ゲーム障害などの病気が知られており

外来もなかなか受けれないようです。

あまりにも異常、または悪化したり、異常を感じたら、

専門機関にかかることをお勧めします。

ゲーム脳、ゲーム障害、スマホ依存症の改善方法についても

また別の記事で書きたいと思います。)

我が家のケース 衝撃「親の知らぬ間にスマホを買って持っていた」

以前のこちらの記事にも書きましたが、

我が家でもゲームがやめられず、

スマホを取り上げて暴れるという事が何度かありました。

我が家の場合は、息子にスマホを与える前に、

私たち両親の知らない間に、

息子が自分でリサイクルショップで中古のiPhoneを買ってきて

YouTubewi-fi接続のやりかたを見て、

勝手に接続して、

LINEやゼンリというアプリで

何度もトラブルを起こしていました。

その頃と同じくして、

ゲームがやめられず家で暴れることを繰り返していた時期でした。

とある日、

スマホの存在に気付かづにいたのですが、

息子の友人のお母さんから

「おたくの息子くんとラインでのトラブルがある」

と連絡があり、そこで発覚したのです。

その後、主人と私と息子で

話し合いをしました。

「みんな持っているのに僕だけスマホ持ってないなんて耐えられない」

「なんで僕だけ持てないのか」

と泣き狂って暴れました。

しかし、彼と同じ部活の男の子たちは誰一人スマホを持っていないのです。

こどもの「みんな持っている」

というのは、一部であっても、

本人にとって疎外感を感じたりすると、

やはり「みんな」と表現するものですよね。

私と主人は、

スマホを勝手に買って持っていることに衝撃と

息子の知恵のに驚くばかりでした。

しかし、

私たちは、彼がまだ中学生なのに

しかも、学校や家でのトラブルが多発している息子が

スマホを持つことに同意をしていませんでした。


取り上げることも考えたのですが、

本人を尊重してそのまま使うことで様子を見ることを伝えました。


しかし、

スマホを持つならルールを守る前提でなた持ってもいい」

一つ条件を提示しました。


とりあえず、それまではスマホを没収しました。(暴れましたが)

そして、次回の話し合いに向けて、

主人と二人で時間をかけてスマホとゲームのルールを決めました。



我が家のスマホ利用ルールと契約書

特に問題だったのは、

「友人とのトラブル」「家で暴れる事」

だったので、そこを中心に

息子が自己コントロールできる練習になるような

具体的なルールをいくつか作成しました。


スマホやゲームでのご家庭でのトラブルは

どの家庭でも今は悩む問題なのではないでしょうか。

親御さんも

「みんな持っているから大丈夫でしょう」

という感覚ではなくて、

「トラブルに巻き込まない、巻き込まれないためのルール作り」

は、とても重要になってきます。


正直手間もかかりますが、

これからスマホが当たり前になる子供たちの時代には

しっかりと植え付けておきたいルールとマナーを

教えるいい機会になりますので

是非実行してみてくださいね。



(我が家の場合は息子がスマホを買ってきてしまったので、

ルールが後手に回りましたが、

本来であれば、与える前にルールを明確にしてください。)

 

誓約書 兼 機器使用にあたる契約書

スマホやゲーム使用のおおまかにこのような内容です。

以下の内容が守れなかった場合はスマホ没収という条件付きでした。

  • 他人を気付つける書き込みをしない
  • 衣食住・睡眠が乱れる場合は禁止
  • 課金をしない  など・・・

実際に我が家で主人と話をして作った契約書です。



ルールの具体的な決め方と進め方、考え方

についての記事は次回書きたいと思います。

 
 誓約書 兼 機器使用にあたる契約書
  
 iphone・ゲーム機器・パソコン利用等に関して、次の通り合意し、守れない場合利用を禁止する。(以下文章“あなた”は●●(息子の名前)を意味する)
  
 ① 機器やID・パスワードの設定・管理 
 あなたが快適に利用できるよう、両親が機器のセットアップ・設定を行う。パスワードの設定および管理は両親が行い、新規取得や変更等の必要がある場合は、あなたから両親にお願いする。また、両親に通知することなく機器設定やパスワードの変更等を行わない。
  
 ② 利用時間・基本的事項
 ・夜11時は使用禁止とする。
 ・両親に言われたことは機器をおいてすぐに行動する事
 ・あなたが本契約を守れず両親からの話が聞けず、後暴れた場合は反省をしていないとみなし、機器を取り上げることとする
 ・自分でその他の機器を購入・他人に借りること・他人の物を使用する事、家に持ち込むこと・を一切禁止する
  
 ③中間・定期テスト等 一週間前からの利用について
 ・平日や土曜日の通常の授業がない場合は自習室に行き1日2時間半以上塾でテスト勉強を行うこと。
 ・8時間チャレンジは最低でも4時間はテスト勉強をすること
 ・日曜日は塾が休みなので自宅にて2時間は学習する事
  
 ④通常(自宅で学習する場合)
 自主勉、宿題(1時間)を終えてから利用する事
 (自習室や補習へ行く日が決まっているときは必ず行くこと)
  
 ソーシャルネットワークサービス(SNS)等の利用
 LINE、その他のアプリのIDは保護者が知る権利があり、管理をする。LINEは、家族もしくは学校関係の友人の間で最小限の利用を認めるただし、知らない人、直接あったことのない人(友達の友達等)とは友だち登録をしない。
  
 ⑥利用にあたっての諸注意
 ・あなたが写真や動画をとる際には、その必要性をよく考えた上で使用すること。特に公共の場所では、他人のプライバシーに配慮する事

 ・あなたが相手に面と向かって本音で言えないことは、メールやLINEでも言わない事。もし喧嘩やトラブルになりそうな時は感情的にならず相手に直接会って話し合いをすること。もしくは親や先生に相談する事。

 ・インターネットに公開されている情報は有益だが、嘘の情報も多く含まれていることを理解すること。正しい情報を得るために、本や大人を活用すること。

 ・一度インターネット(ラインやSNS、メール等)に公開された情報は、一生消すことはできない。例え友達だけに送ったとしても、そこからどうコピーされるのかまでは自分でコントロールはできないことを理解すること。悪口、陰口、誹謗中傷をする書き込み、同調、動画、画像の送信は一切しない。
友だち同士であっても、公共の場所でできないようなことはLINE等でしないこと(裸の写真を送る等)。また、そのようなことを要求されたら、両親に相談すること。


  
 ⑦機器を利用するにあたり
 ・食事・入浴・歯磨き・宿題、塾、部活動、その他必要な活動、両親との話し合い等、先にやらなければいけない事が後回しになる場合は、依存している状態、自己コントロールができていないとみなし、機器の使用禁止とする

 ・機器を食事中、入浴中、トイレ中利用はしない。

 ・就寝時または利用していないときは機器を午後11時までに1Fの充電コーナー(以下定位置)においておき、常にポケットにいれて持ち歩くようなことはしない。(定位置にある事で利用していないと両親がわかるため。部屋に確認しに行かなくてもいいため)

 ・学校・部活動・塾等遊びに行く時はもっていかない事
  (利用時以外は定位置に置いておく事)

 ・両親はwifi基本料金を負担する。

 ・破損、修理の料金は、あなた本人が負担する。

 ・あなたはアプリやインターネット・インターネット接続サービス(sim等)
 に関するすべてのサービスに課金・支払いはしないこと

  
 ⑧トラブルについて
 ・この機器を使用してあなたに問題が起きた場合等、両親の必要に応じて、機器の一切の情報を確認することができる。実施の際はあなたのプライバシーを最大限に尊重する。

 ・本契約が守られず、あなたが起こした人間関係の悪化や誹謗中傷、いじめの問題が発生した場合は、両親はあなたに対して自己コントロールできなかったものとする。ルールを守れなかった場合については一定期間の使用禁止を命ずる。

 ・本契約書に定めのない事項が発生した場合、または疑問が生じたときは、両親とあなたが誠意を持って怒らず騒がず冷静に協議の上解決する。話を聞かない場合は、別日に改めて協議する。

  
 令和 年  月  日
  
 あなた:              
  
 両親(父)                 両親(母)   

知っておくと変わる思春期の反抗期への対処方法①  男の子編

反抗期を乗り越える方法(男の子編)
 
目次

1.思春期に反抗期が起きる理由

2.反抗期の分類二つ 攻撃型と沈黙回避型

3.親が息子に対してとるべき態度

 

特に第一子などの最初に起きる思春期というのは

苛立ちと、時には動揺を隠せませんよね。

親が心構えと知識を持っておくと

思春期、そして反抗期を迎えた今でも

正しい理解と対応をすると、

乗り越えられると思います。

思春期に反抗期が起きる理由

  1. 親から離れて自立するために必要な過程
  2. 子供から大人への階段を進む中でその狭間で自分を探して形成している
  3. 身体の変化は訪れるが、心が伴って追い付かずに不安定になる
  4. 異性や性への興味とその衝動に葛藤している
  5. 親の意見と自分の中の自分らしさの狭間でバランスをとるのに必死

 

「小さい頃はあんなに甘えていたのに。。。。」

と思いますよね笑

しかし、

自立した大人になるには、

反抗期があって当たり前と思ってください。



子供と大人の狭間で生きて悩む時期が思春期です。


身体が大人になっていく変化だけではなく、

性格が以前よりも荒く、攻撃的になったり、感情が不安定になります。

イライラすることが急激に増します。


身体は大人になっていくにつれ、

心も自立し、親に依存したくない気持ちも大きくありながら、

まだ完全に自立することができないために、

親に甘えないといけない現実もあり、

理想の自立した自分と、

現実の親に依存しなくてもいけない

という、狭間に立っているのが思春期です。



また、小学校低学年の時のように、

無邪気な男の子だった時代のような部分を持ちながらも、

友人関係との複雑な関係に悩んだり、

勉強や受験、恋愛や性で悩んだりと、

単純だった子供時代とは違い、

複雑になってきている中で思春期を迎えているのです。


しかし、反抗期があるという事は

いずれ、一人の大人として立派に育っていく過程で

とても大事になると思うと、

親としては喜ばしい成長の証だと私は考えています。


いつまででも親がいないと生きていけない状態のほうが

親としては心配になりますよね。

ですから、

反抗期を迎えている息子さんに

おめでとう♪

という気持ちで接すると楽しくなるかもしれませんね。




反抗期の分類二つ 攻撃型と沈黙回避型

反抗期といえば、

「うるせえ!くそばばあ!死ね」(攻撃型)

というイメージを多く持たれると思いますが、

実は、もう一つ、

「話してくれない」(沈黙回避型)

ドアをバン!!とものすごい勢いで閉めて

部屋に閉じこる、返事をしないなどの

パターンがあります。


しかし、どちらかに偏っているという事ではなく、

両方ミックスされたものが一般的とされてきます。



そして、どちらにおいても正常な反抗期ですので安心して大丈夫です。

しかし、攻撃型に攻撃で対応すると炎上します。

沈黙回避型に無理やり回答させようとしたりすると、

関係が悪化したり、さらに回避される結果になります。

では、どうやって接したらいいの?

という事をお伝えしていきましょう。

 

親が息子に対してとるべき態度

「乳児は肌を離すな」 

「幼児は肌を離して、手を離すな」 

「少年は手を離して、目を離すな」 

青年は目を離して、心を離すな」

このような言葉をよく育児書などで見かけます。

 

よくある子離れできない母親のケースとして、

息子のことがかわいくてかわいくて仕方ないお母さん。

母親にとって、異性の息子はとてもかわいいと思います。

しかし、

愛情は与えつつ、離れて見守る、失敗をさせても自分でやらせてみる

という事を念頭に置いて思春期は対応をしてみてください。

子離れできない親と、

親離れできない息子

は、お互いの正常な自立ができなくなります。



親に甘やかされて育てられた男の子というのは、

精神的にも経済的にも自立でいない男性になる可能性があります。

かといって、家庭のルールが厳しすぎて

息が詰まるような環境でもダメなのです。


「息子さんを尊重する」

という意識で接すると伝わりやすいかもしれません。


目と心を離さず、いつも寄り添う気持ちで接することが大事です。

余談:どうしても息子がかわいくない!と思うお母さんへ

反抗期がひどすぎて、私も絶えれない時期がありました。

そんな時に私がやっていた方法をお伝えします。

「息子が小さかった頃の写真を見る」

という事です。

本当に無垢でかわいらしく、今見ても抱きしめたくなるほどの可愛さです。

3歳のころは、自分なりに

全力で子育てをしてきたつもりでしたが、

今になっても

「ああすればよかったな」

と思う面がたくさんあります。

そういった後悔がないように、

「思春期の今も、そういった後悔がないように頑張ろう」

と気持ちがまた立て直される瞬間でもありました。

そして、

ここまで立派に育ててきた自分にも自信が持てた瞬間でもありました。

何より、心があたたかくなり、

癒されます。

そして、息子に、

「生まれてきてくれてありがとう」

と言いたくなりました。

是非、アルバムを開いてみてください。

おすすめです。

子供が万引きしていると感じた時に親がとるべき行動~具体例編~

前回は我が家で起きた万引きの解決の事例をお伝えしました。

今回は、

  • 子供が万引きをする理由
  • 万引きをしているか分かった時にどうするべきか
  • 万引きで警察に捕まった後、親がすべきこと
  • 万引きを繰り返す子供に考えられるそのほかの問題

を伝えしていきます。

 

子供が万引きをする理由 考えられる10の事

  • ■一緒にいく友達とノリでやっている
  • ■一緒に行く友達もやっているから、仲間外れにされたくない
  • ■逆らえない仲間に強制されて盗む
  • ■とにかくスリルがたまらない
  • ■ゲーム感覚で楽しんでいる
  • ■なんとなく
  • ■学校や友人関係、勉強でのストレスが溜まってむしゃくしゃしていた
  • ■金額が安いからいいと思った
  • ■そもそもそんなに悪いと思っていない(犯罪意識が低い)
  • ■どうしても手が届かない値段で欲しいから

色々な理由があると思います。

息子が万引きで警察に捕まった時も、

担当警察官は、

「その商品が欲しくて万引きするという子はあまりいません」

との事でした。

中学生など思春期に入ると、親から離れて

子供たち同士の仲間たち同士の繋がりが大事になってきます。

実際に、家族よりも友達と過ごすことの多い一日となります。

このように、

【環境的要因】と 【子ども自身の心理や倫理の問題】

に分かれるという気がします。

また、中学生などの思春期や反抗期における場合は、

心が不安定であるがゆえに

起きるリスクが通常よりも高いように感じます。


万引きをしているか分かった時にどうするべきか

  1. まずはおかしいと感じたら様子を観察してみる
  2. 本人が持っている持ち物やお財布の中を把握して様子を見る
  3. 本人に聞いてみる
  4. 話し合いができそうなら本人としてみる(これがベストですが難易度高いですよね)
  5. それでもおかしいと感じたら警察、学校、自動相談所などに相談してみる

 

まずは、おかしいと感じた時点から、観察をしてみてください。

気のせいだったという事もありますし、

最初から問い詰めると違っていた場合に、

親子の関係に亀裂が走りますし、
もっと悪化する場合がある
からです。

そのあと、どうもおかしいと感じたら、

確信を得る行動をとってください。

子供にもプライバシーはありますが、

万引きは窃盗罪です。

保護者の責任もありますので、

厳しい目で監視する必要があります。


部屋にあるもの、財布の中などの財政状態を見て、

万引きをしている場合は違和感を感じるはずです。


私の場合は、事前に学校と警察に連絡しました。

正直、直接的な解決にはなりませんが、

万が一のときには、警察も学校も把握をしていることで

対応が変わってきますので、

私はお勧めします。

一人で悩まないことが大事です。

子供が万引きをしている事実を知ると、

本当にショックで信じたくない気持ちになりますし、

親としてだめなのではないかと落ち込み、

人に話せることではない

と感じてしまうかもしれません。

しかし、思春期の反抗期として

一過性で起きてしまっている可能性も大いにあります。

このまま、見て見ぬふりをすると、

【また違う問題が大きい形で出てきてしまう】

という可能性もゼロではありません。

子供が万引きをしたから

親として失格ということはありません。

安心してください。



万引きで警察に捕まった後、親がすべき事

子供が万引きで警察に捕まった時、

怒りと情けなさと、動揺と、捕まって安心した気持ちだった

というのを今でも鮮明に覚えています。

 



しかし、

捕まったことで次のステージが来ているという覚悟と

次への対処によって、

今後劇的に変わるタイミングであるもの事実です。

ただし、中学生が万引きで捕まった場合に、

14歳以上と14歳未満では

刑事事件としての取り扱いが変わってきます。


ここでは簡潔にしか述べませんが、

14歳未満の場合・・・・逮捕されない(刑事処分なし)

14歳以上20歳未満・・・少年法に基づいて処分が下る

という違いがあります。



そこで親がすべきことをお伝えします。

  • 万引きしたお店に謝罪とお支払いを親子でする事
  • 更生のために、親子で再発防止の話合いをすること

この二つをすると万引きをやめれる可能性が高いと感じています。

 

我が家の場合は、万引きしたお店と商品のリストを全部書かせて、

全部に謝罪に行きました。(10件以上)



親子で謝罪に行くか行かないか によって

子供の経験として大事なことをさせるか、させないか

今後に影響してくると思います。



お店の人のお言葉もいただき、

叱られても勉強、許していただいても勉強

どちらにしろ、子供にとってとても良い経験になります。



また、親子での話し合いの場合

  • 親に不満がある
  • 勉強したくない
  • 友達関係で悩んでいる
  • 毎日生きていてもつまらない
  • お小遣いがもっと欲しい

など、本人の要望も聞き、

(※この時は反論せずひたすら子供の話を聞いてください)

親として子供をサポートしていくよう

心がけ、改心、また家庭内でのルールの改定などをして

再発防止に取り組むのがベストです。

子供の心が安定できる環境づくりに注力するのが

非常に重要だと感じました。

 

万引きを繰り返す子供に考えられるそのほかの問題

冒頭で万引きをする原因について触れましたが、

実は、こういったパターンもあるので注意が必要です。

我が家のパターンですと、

アスペルガー症候群ADHDの二次障害として

万引きを繰り返していたという特性があることがわかりました。

しかし、やってはいけないことという認識は持てるレベルの知恵は

全く問題なくあります。

ですので、親としてもう一度、

彼のやり直せる環境を整えることにしたら、

以降万引きをピタッと辞めました。

同時に家庭内暴力も止まりました。


発達障がいの二次障害で万引きをすることもありますが、

まれに、病気で万引きをやめられない場合もあります。



クレプトマニア(窃盗症)と呼ばれています。

商品が欲しいから万引きしたわけではなく、

万引きをする際に感じる緊張感(スリル)と

万引き後の開放感(やり遂げた達成感等)の

精神の抑揚に刺激を感じてしまう精神障害の一つと言われています。


私は、子供だけにかかわらず、

万引きをするのには、

【心が非常に不安定である】

という事が言えると思います。



そういった観点から言えば、

万引きは心のケアをすれば再発防止ができると考えています。

 

子供が万引きしていると感じた時に親がとるべき行動~事例編~

「子供が万引きをしているかもしれない」

と思ったときにどうしたらいいの?

という事を経験を交えてお伝えしたいと思います。

 

 

我が家の事例

お小遣いでは買えないものがどんどん息子の部屋増えていく

自分の子供が万引きしている気配がしたら、

みなさんもう、疑いと心配しかないですよね。


私の息子にも、部屋に明らかに知らない商品がどんどん

増えていっていました。

毎日ペットボトルやガム、スリッパ、財布、筆箱等・・・

最初、息子は

「これは友達にもらった」

「これは友達に借りた」

などと言っていました。

疑惑から確信へ

最初は気のせいかな?と思っていたのですが、

やはり、金額が高いものが増えていることなど、

大人から見た金銭感覚として、

明らかに「おかしいな」と感じて

確信へと変わっていきました。

 

そこで、私の調査が始まりました。

主人にもおかしいと伝え、

息子のお財布の中をチェックしました。

毎日チェックしていましたが、

いつも200円程度しか入っていません。


しかし、部屋にはアメやペットボトルのドリンク、

雑貨などがどんどん増えていっていたのです。



とある日、

同じ部活のお母さんからLINEで

「〇〇への誕生日プレゼントありがとう」

とメッセージが来ました。



ほとんどお金のない息子が

数千円するプレゼントを友人にしていました。

そのお母さんに、

「どんなものをプレゼントしたのか見せて」

と画像を送ってもらいました。

その送られてきたものを参考に

価格を調べてみるとやはり、

 

2000円程度のものを

二つもプレゼントしていました。

 

日に日に、万引きをしている確信を得てきました。

 

とある日は、

部屋からパソコンが2台出てきた日があったのです。

 

問い詰めると暴れる

そんな不可解な日々が続いていました。


確信した私が起こした行動


ほぼ確信した私は、

学校の先生にもそのような疑惑があるという事を

伝えていました。


学校で問題行動が多く、

また、

クラスメイトなど、交友関係で

トラブルを起こすことが多く、

何度も謝罪の場に呼び出されていました。



私と主人はその問題について

とても深刻にとらえていました。



というより、

家で暴れることが多い上に、

家でも学校でも苦悩が多いために、

家庭での様子

週に4回ほど私が学校に通い、

先生にレポートを提出していました。

それを読んで先生からまた学校での様子を

報告していただき、

一方通行にならないやり取りを

していただきました。





■レポートの内容■

  • 家での様子
  • 家で対応していること
  • 困っていること
  • 学校として対応してほしい事・気をつけてみてほしいこと

などを毎晩レポートにしていました。

それは、担任の先生ではなく

学年主任や教頭先生までシェアしていただけるよう

お願いしていました。



普通であれば

そのような自分の息子のだめな部分を

学校でシェアしていただくことに抵抗があるでしょう。

私自身の子育ても間違っていたのかと、

本当に落ち込み、泣く日々が続きました。


しかし、

本当に追い込まれていたので

藁にも縋る思いで、周りに助けを求めることを決意しました。

 

そして、学校だけではなく、

警察にも電話をしました。

家で暴れた時に、数回警察を呼んだので、

息子の担当のような警察官がいました。

その方に電話をして、相談をしました。

警察に通報するというのも手なのですが、

警察ではこう伝えられました。

「明らかに万引きをしていると思っても、

僕たちは現行犯じゃないと捕まえることができない。

お宅の息子さんだけをずっと追跡するわけにはいかないんです。

ただ、万引きを繰り返す子供というのは、

常習性があるから、

早かれ遅かれ捕まえられると思うので、

時間の問題かと思います」

とのことでした。


その時は、

不完全燃焼でしたが、

警察官の言ったことは

悲しいかな、後に的中しました。




警察から万引きをしたと連絡が入った日

とある夕方、警察から私の携帯に連絡が。

「お宅の息子さんが万引きで捕まりました。

すぐに来ていただくことはできますか?」

主人にも電話をし、

また、学校にも連絡をしました。

 

主人の帰りを待ち、一緒に警察に行きました。


そこには、狭い部屋で

泣きながら下を見ている息子と

担当の警察官の姿がありました。

 

友達とスーパーのお菓子売り場に出向き

自分だけが万引きをしたのですが、

万引きGメンに確保されたとのことでした。


いつもは他のお店で万引きを繰り返していましたが、

そこでの成功体験から、

どこでもできると思っていたのでしょう。

初めて万引きしたお店で捕まりました。


とにかく下を向いて泣いていました。

私たちが来る数時間の間に、

確保されてからこれまでの間、

相当警察官に怒鳴られ、叱られてきたようです。

 

本人は相当おびえていたようです。

 

私たちも相当叱りました。

そして失望でしかありませんでした。

ただ、不思議なのが、

「捕まってよかった」

という安心感もあり、少し複雑でした。


当時彼は幸いにも13歳でしたので

逮捕されることがありませんでしたが、

警察官から

「これが14歳だったらもっと大変なことになっていたぞ」

と相当お灸をすえられたようです。


警察官の話によると、

少年少女の万引きのほとんどは

「商品が欲しいわけではない。

スリルとか達成感が欲しい」

とのことでした。

そこでまた、彼の心の闇を感じました。

 

そして、捕まった中学生、高校生の少年少女のうち

繰り返す子はずっと繰り返すし、

もう警察が怖い!っていう子は

繰り返さないですよ。

と言っていました。

 



 

万引きのその後の私と息子でとった行動

捕まったことは、相当息子に効いたようです。

あの粋がっていた息子が少し小さく見えました。

そして、私は

テーブルに座らせ、

今まで盗んできた商品とお店の名前をリストにさせました。


とんでもない量でした。

そこで、私は、本人に家の手伝いをさせて

それでお小遣いを貯めさせました。


そして、その盗んだ金額がたまったら、

そのお店に、謝罪文と金額を持って

お店に一緒に誤りにいくということ

数か月かけてやりました。


正直、私にとっても息子にとっても

大変な作業です。

 

しかし、息子には

こんな大変なら万引きなんかしなければよかった

と心から思い、反省して欲しくて

最後までやりきりました。

 

お店により、いろいろな反応がありましたが、

とあるスーパーでは

「こんなことをしても何にもならないから

これからはやったらだめだよ。

でも、これからもお店に来て買い物していってね」

と、少年をなだめるように

諭してくれた店長さんがとても印象的でした。

毎回、謝罪に行く直前、

子供はとても緊張していました。

見ていてつらかったのですが、

しかし、

これを経験させないといけない

と心を鬼にしました。




全ての謝罪が終わり、

かれこれ2年ほど経過しますが、

あれから万引きはピタッと止まりました。



彼はなぜ万引きをしたのか

息子の件で色々なことが

立て続けに問題が起きていましたが、

やはり、学校のカウンセラーの先生と話をしている中で、

「軽度発達障がいの二次障害であろう」

という結論になりました。

今後記事にしていきますが、

”発達障がい”自身に問題がある場合よりも、

それをこじらせると、

二次障害が起き、今回のようなトラブル、

万引き、家庭内での暴力、学校での暴力、

先生や友達とのトラブルが増えていくことがわかっています。


家庭内暴力の時もそうでしたが、

「なぜ」というところに着目すると、

答えが見えてくることがあると思います。

 

”家庭内で暴れる子供”どうすべきか?親が見直すべき ”4つ” のこと その②

 

家で暴れた時にすべきこと
 

本日は、前回に続き、

子供が暴れた時にどう対応するかについてお話します。

前回の記事はこちら

1.✅子供はなぜ怒っているのか?を考えてみる

2.✅暴れたり暴力を受けた時にそのまま要求を飲み込んでいないか?

家庭内で暴れる子供に対して皆さんはどのように対応していますか?

 今回は以下2つです。

3.4とリンクしている部分があるので

一緒に解説していきます。

3.✅子供が暴れた時に親は同じように暴力や暴言で返していないか?

4.✅暴れだしたときに子供の言い分に耳を傾けているか?



子供がこちらの要求に答えない時、思わずイラっとしてしまいますよね。

親とは言え、少し長く生きただけで、まだ未熟な面もあり

感情を抑えきれずに、思ったままの感情を

言葉や態度や暴力で表してしまうことがあると思います。

子供にきつい言葉や傷つくような言葉を言われると、

「こんなに一生懸命育ててきたのにその態度は許せない」

「ものを破壊するなんて許せない」

など、怒りや悲しみの念に駆られることもたくさんあると思います。

 我が家では、私の主人は常に、

 「親に対しては常にリスペクトすべきである」

という信念があったので、子供の親への暴言に、

怒り狂い、怒鳴り、時には手も出ていました。

その結果、

子供が小さい頃は、子供がお父さんのことが怖いあまりに

怒られたくないから、おとなしくお父さんのいう事を聞いていました。

しかし、高学年から中学の思春期にかけては

反抗的な態度で主人の話を聞き、言い返していました。

そうなると、さらに主人の怒りは増し、

子供へのあたりもきつくなり、

 ニワトリが先か、卵が先か状態の

負の連鎖が起き、負の連鎖からさらに

親子間でさらに暴力行為が止まらないという

状態になり

見ていた私がストレスになりました。

 

「いつか殺人でも起きるのではないか」

と恐怖に陥りました。

状態は悪化し、

主人と息子が二人になると

いつも一触即発状態で二人きりにしておけない状態

というのがかなり長い間続きました。

私自身も精神常に擦切らせている状態でした。

そして、子供の状態は悪化し、

”僕の言う事を聞いてくれるまで暴れる”

という状態になりました。

今思ってみても、何かに憑りつかれているのではないか?

と思うほどの表情と言動でした。

要望を聞いてくれなくて

・お皿を割る

・2Fの網戸を外して外に投げる

・包丁を取り出して家の中に立てこもる

・パソコンを投げる

・ゲーム機を投げて壊す・折って壊す

・私のスマホを壊す

等々・・・あげればきりがありません。

その時に、私もやはり感情的になって、

かなり大きな声で怒鳴りました。

なぜなら目の前で家の中がめちゃくちゃになっていくからです。

もしかしたらあなたはそのような状態に苦しんでいるのかもしれません。

その時にどうすればいいのか

まず、一度はその暴力行為をやめるように促します。

それでも効果がない場合、また悪化していく場合においては、

その場を立ち去るです。

その場を立ち去ることにより

✅親子ともに、一度頭を冷やすこと

✅罵倒しあっていると事態は悪化する(いい方向には行きません)

✅親として子供に言いたいこと、伝えたいことがあってもその場では伝えない

これをしてみてください。

親として子供に伝えたいことがある場合は、

時間をおいて、子供が落ち着いているときに、

しっかりと話し合いをすることが大切です。

テレビを見ながらではなく、

しっかりとテーブルについて、その時間を親子で確保することです。

そして、その話し合いは

親から子供に伝えたいことだけを伝える場ではありません。

子供から親に話したいこと、伝えたいこと、反論など

子供の言い分を聞く覚悟をしてください。

そして、それを批判的に聞くのではなく

しっかりと受け止めて、

自分自身も改善点がないかしっかりと見つめてください。

もし間違っていた場合は、

子供に対して謝罪をして、改善点を伝えてください。

また、その内容が親子で話し合いが必要な場合は、

しっかりと親子で合意のもと、ルール作りをしてください。

子供とトラブルになった時に、

子供を威圧して止めようとしても効果があるのは

幼少期だけです。

暴力で解決しようと思うと、

子供は、暴力で物事を解決する子に育つ可能性が高いのです。

ですから、暴力や罵倒ではなくて、

話し合いをして問題を解決する経験をさせ、

力をつけてください。

勉強やスポーツで繰り返して学習するように

この、話し合いをして気持ちを伝えて人と分かり合っていく力

をつけることが対事変重要になります。

そのお手本をまずは両親が見せるべきなのです。

そして、一緒に学習していくのです。

❒ヒント❒

例えば、私の感覚として、

上司と部下の関係に似ていると思います。

・何かをミスした時にその理由や話を聞いてくれる上司

・ミスを一方的に、頭ごなしに責めてくる上司

いろいろなタイプがいると思います。

自分が部下であったら、

上司にどうあって欲しいか

などを考えてみたり、

この話を聞く時に子供の立場になって

少し考えてみると、ふるまい方が変わるかもしれませんね。

もし、本当にあなたが困っているのであれば、

一度振り返ってみてください。

本当に忍耐と根気が必要ですが、

今の状態を打破したいのであれば

これを継続してみてください。

必ず何かが変わる感覚が見つかると思います。

お父さんと息子のけんかが収まらなくて困っている

というご家庭は一度試してみてください。

【子供を変えることより、

親が少し見る角度を変えて見る事】

が今回のキーワードですね。

ただし、イレギュラーなパターンもあります。

❒明らかに子供が理不尽な言い分ばかりしてくる

❒常識的な暗黙のルールがわからない

このような場合においては、

軽度発達障がい、いわゆるグレーゾーンの可能性があります。

我が家の場合はそのパターンでしたが、

軽度の発達障がいがあろうかなかろうが、

子育ては一貫したルールの中で行うことは変わりません。

また、怒り方が異常、という場合は、

ODD(反抗挑戦性障害)を発症している可能性もあります。

こちらは、簡単に言えば、

常に怒りっぽく

とにかく先生や親に過剰なほど反抗する、

問題行動を繰り返す子に多い傾向にあります。

私の息子もこちらは軽度とは言え、発症していました。

(正確に言えば、発達障がいによる二次障害で発症しました)

子供が言うことを聞かず、暴れだしたとき̻

最後に今回の内容を箇条書きにまとめてみました。

その場を立ち去る

✅親子ともに、一度頭を冷やすこと

✅罵倒しあっていると事態は悪化する(いい方向には行きません)

✅親として子供に言いたいこと、伝えたいことがあってもその場では伝えない

子供が落ち着いた後にすること

✅しっかりとテーブルについて、その時間を親子で確保すること

親から子供に伝えたい事だけを伝える場ではないという認識を持つ事

子供から親に話したいこと、伝えたいこと、反論など

  子供の言い分を聞く覚悟をしてください。

批判的に聞くのではなくしっかりと受け止め、

  自分自身も改善点がないかしっかりと見つめる事

親として間違っていた場合は、

  子供に対して謝罪をして、改善点を伝ること

親子でルール作りが必要な場合は、

  しっかりと親子で折り合いをつけて合意のもと作成する事

✅話し合いをして問題を解決する経験をさせること

 

”家庭内で暴れる子供”どうすべきか?親が見直すべき ”4つ” のこと その①

家で暴れた時にすべきこと
 

 

家庭内で暴れる子供に対して皆さんはどのように対応していますか?

目の前で暴れる子供を見て怒りや失望を、恐怖を覚えますよね・・・

そして、どこに相談していいのかわからない・途方に暮れている・・・

そんな方は是非読んでみてください。

子供が暴れる理由には様々な状況とそれぞれの性格、

また、親の対応で変わりますが、

ここでは、一般的にまず子育てをする母親、父親が

どう対応するべきか?

ということを伝えていきます。

基本的にはご両親の対応が非常に大事になりますので、

何度もご自身を振り返りつつ読んでみてください。

1.✅子供はなぜ怒っているのか?を考えていますか?

2.✅暴れたり暴力を受けた時にそのまま要求を飲み込んでいないか?

3.✅子供が暴れた時に親は同じように暴力や暴言で返していないか?

4.✅暴れだしたときに子供の言い分に耳を傾けているか?

本日はこの1と2について解説していきたいと思います。

 

 

  【解説】

1.子供はなぜ怒っているのか?を考えてみる

2.✅暴れたり暴力を受けた時にそのまま要求を飲み込んでいないか?

子供が暴れる理由にきっかけがあると思います。

当たり前のことですが、

「怒っている理由を探る」

というのが非常に大事になります。

それを分析すると色ろなことが見えてくる場合があります。

その①  ゲームがやめられなく、親に取り上げられたから暴れた

その② テストの点数のことで親に言われて気に入らなかった

 

 その① ゲームがやめられなく、親に取り上げられたから暴れた

これについて、まずお聞きします。

・ゲームの時間は決まっていますか?

・ゲームの時間をオーバーしたり約束を破った時はどうしていますか?

・ゲーム依存は起こしていませんか?

今の世の中、オンラインゲームが主流です。

友達とオンラインで約束をしてゲームをしたり、

課金をしたりしていますよね。

程よく家でも友達ともトラブルなく過ごせていたらいいのですが、

子供は親の願いと全く裏腹の行動に出ている場合が多いと思います。

お子さんが小さかった頃を思い出してください。

おもちゃを買って欲しくて駄々をこねたというとは

ありませんでしたか??

それと同じ状態です。

おもちゃを与えると子供は、

「しめしめ、こうやって駄々こねると買ってもらえる」

という事を無意識に学習していくのです。

ゲームを取り上げて暴れるのはなぜか??

単純に

「ゲームをしたいから」です。

 では、暴れた時に、暴れたら困るからと

「じゃあ、今日は一日だけOKよ」

この一言が命取りになります。

そして、要求を飲んでもらうために、

子供たちは要求やアクションがどんどん大きくなるのです。

また、他のよくありがちなパターンですが、

親が疲れていて楽をしたいから、

「子供達には今日はゲーム時間を延長してあげよう」

その日の親の気持ちだけでルールを変える

ということをしていませんか?

そして、子供からしたら、

「昨日はよかったのに、今日はなんでだめなの??」

となります。

一貫していないルールは、子供は聞き入れません。

そのためには、

ゲームのルールを明確にして家族で話し合ってから使わせる

ということが大事になります。

そんなことで変わるの?

と思うと思いますが、親の矛盾、子供はよく見ていますからね。

そして、ゲームをやめない子供に向かって

「そんなにやめれないんだったら、もう明日からゲームなしだよ?」

「ゲームを取り上げるよ?」

などと、声をかけているにもかかわらず、

実際にゲームを取り上げていない

ということはありませんか??

言ったことは実行してください。

そうでないと何の効果もありません。

心を鬼にして取り上げないと意味がないのです。

そして、ゲームの時間やルールを守れなかった時は

本当にゲームができないという体感を必ず与えてください。

以上、言葉でいうと簡単ですが、

実行するのはとても大変なことは私も痛いほど経験しています。

また、あまりにもゲームに依存していて

ゲーム障害がある場合は、そのような方法が有効でない可能性がありますが、

基本的なルール作りの構築をお勧めします。

結論

ルールに従って一貫した

子育てをすることで子供を混乱させない

そして、そのルールを夫婦で共有する事も大事になります。

これが子育ての全てだと言っていいほど、需要です。

実はこの当たり前のルール作り

今回のゲームの件だけではなく、子育てすべてにおいて

とても重要になってきます。

※参考※ ◆ルール作りの一例◆

・平日は1時間まで もしくは平日はゲームなし

・週末は1日2時間まで

・課金はしない

・暴力的なゲームはしない

・暴力的な言動がゲームによって増えた場合には使用禁止

・オンライン上でトラブルになったら、1週間ゲーム禁止

※この効果ルール作りの効果、

ゲーム依存、ゲーム障害やスマホトラブルに関する詳しい記事は

今後もっと掘り下げて詳しく書いていきたいと思います。

 (記事完成後、こちらにリンクを貼る予定です)

 その② テストの点数のことで親に言われて気に入らなかった

テストや部活動など、親が熱を入れていたこと、

子供が熱を入れていたこと、頑張っていた事の結果が

思ったよりも良くなかったとき。

あなたはどんな声をかけていますか?

残念な顔を子供に見せていますか?

・なんでもっと頑張れなかったの?

そのような声掛けをしていませんか?

(私は以前はしていました。。。)

中学時代の思春期、体は大人になりつつもあるけれど

やはり子供な面もまだまだあります。

親にはいつまででも甘えたいし、

何より、

否定せずに”認めてほしいという気持ち”

があるのです。

結果を出せなかったことに怒りたくなる気持ちや

やるせなくなる気持ちは親としてわかります。

しかし、これが自分の子供や友人だったらどうですか?

あなたはきっと慰めると思います。

子供でも大人でも

人に認められたい欲求は誰にでもあるのです。

親子関係となるとどうしても

距離感が近くなってしまって

感情がもつれてしまったり、無駄に感情的になってしまい、

怒らなくていいところですぐに

イライラしてしまったりしまうと思います。

しかし、子供というのは

親に認めてほしい気持ちがあるということを忘れないでください。

点数が悪かったとしても、

部活動で結果を出せなかったとしても

「頑張ってきたそれまでの経過」

「今までよく頑張って努力したけど残念だったね」

「結果は残念だったけど、お母さんはうれしいよ」

と受け入れてあげてください。

良い結果を出す イコール 親が喜ぶ

のではなく、

良い結果が出た時も出なかった時も

過程を褒めてあげてください。

そうすることにより、

「失敗しても受け入れてくれる」

という安心感と信頼が生まれてきます。

親子というのは、不思議なもので

すぐに仲直りできるといういい面もあるのですが

こじらせてしまうと

言ってはいけない一言をつい放ってしまい、

お互いに信頼関係が損なわれるのも早いです。

そのような積み重ねが悪循環となり

「私(僕)のことを認めてくれない母親に何を言ってもわかってくれない」

と、反抗的な態度や、自信喪失から自己肯定感が低い子に育ちます。

敏感な子であれば、そこからまたひどい家庭内暴力や

リストカットに進む可能性も潜んでいます。

普段の何気ない声掛けの一つひとつが

子供のネガティブな思い込みや感情が

前向きに変わっていき、安心感が出て心が安定していきます。

わかっていてもなかなかその場面になるとできないことが多いと思いますが、

実際にまず両親が

練習を繰り返して自分の行動、言動パターンを変えていってみてください。

必ず変化があると思います。

【結論】

結果ではなく、子供の過程に着目し、

それまでの努力や頑張りを褒めることで

子供の肯定感が上がる


続きのの記事はこちらからどうぞ ↓↓↓

3.✅子供が暴れた時に親は同じように暴力や暴言で返していないか?

4.✅暴れだしたときに子供の言い分に耳を傾けているか?



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